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いよいよ2019年も残すところあとわずかとなりました。年末恒例の特別企画として今年の神戸の動きをダイジェストで振り返ってみたいと思います。
1月
HOTEL meet Me 神戸元町開業
乙仲通初のホテルが開業。地上9階 111室 延床面積3,317.50㎡平方メートル 。事業者の共進ビルドとしても初の本格的なホテル事業。運営はNBSホテルズ&リゾーツ株式会社が担当。1階には芦屋発祥のフレンチレストラン「グランメール芦屋」がオープン。
NTT 都市開発による神戸駅前プロジェクトが始動
JR神戸駅近接地の東川崎町でサンテレビ新本社屋とホテル聚楽から構成される地上12階 地下1階 延床面積14,000平方メートルの複合ビルプロジェクトが鴻池組の施工で着工。現在は鉄骨建方が進行中。
2月
三宮ストリートランプ竣工
三宮中央通りにあった石井スポーツビル跡地に安田不動産が新商業ビルを建設。神戸牛レストランを展開する吉祥吉が出店。2階に鉄板焼ステーキレストラン、1階にクレープカフェを開業。
3月
三宮ターミナルビルの本格解体開始
動線確保の為、JR三ノ宮駅南側にエレベーターや階段を新設し、これらの供用開始と共に三宮ターミナルビルの本格的な解体を開始。現在、9-10階まで撤去が進行。解体完了は2020年度末を予定。
4月
下山手通にTRSX竣工/1階に「a la ringo」が開業
生田新道とトアロードの角地に建隆マネジメントの新築テナントビルが完成。1-2階にはワールドワンの新業態で青森りんごを使ったスイーツカフェ「a la ringo」が開業。連日、行列のできる人気店に。
東遊園地の噴水広場跡にこうべ花時計の移設完了
市役所建替工事に伴って日本初の花時計である「こうべ花時計」が市役所北側から東遊園地南側の噴水広場へ移設。現在は暫定移転の位置付け。
5月
フレッサイン神戸三宮開業
旭通5丁目の立体駐車場跡に相鉄ホテルマネージメントによる地上14階 271室 延床面積5,878.49平方メートルの大型ビジネスホテルが開業。周辺はホテル激戦区に。
6月
新長田合同庁舎完成
アスタ新長田内に県・市合同庁舎が遂に完成。同再開発地区の起爆剤に。サンパルに入る神戸すまいまちづくり公社も新庁舎に移転。周辺エリアの飲食店新規出店にも拍車。
大橋地下道がリニューアル
新庁舎の開業に合わせて国道2号線地下の連絡通路を美しく刷新。震災資料館ウォールギャラリーも完成。
こべるん~変化していく神戸~が開設10周年を迎える
2009年6月に開設した当ブログもお陰様で10年を迎える事が出来ました。
7月
三宮クロススクエアを見据えた国道2号線車線規制の社会実験を実施
三宮クロススクエアの段階的整備を見据え、三宮駅前交差点の車線減少(10車線→6車線)による都心各所への交通量の影響を確認・検証する社会実験を約1ヶ月間に渡って実施。大きな影響は起こらないという結論に。
ララシャンス神戸オープン
ポーアイしおさい公園南端にカフェ・レストラン・結婚式場を備えた商業施設が誕生。
「BE KOBE」モニュメントがポーアイしおさい公園に完成
メリケンパークに続き、ポーアイしおさい公園にも「BE KOBE」モニュメントの設置が完了。ポーアイの新たな観光スポットに。
神戸ハーバーランドumieが開業後初の大規模リニューアル
2013年4月開業のハーバーランドの大型商業施設umieが開業後初となる本格的なリニューアルを実施。サウスモールを中心に約40店のテナント刷新を行い、7〜9月に渡って段階的にオープン。集客力に磨きを掛ける。
垂水中央東地区第一種市街地再開発事業 都市計画決定
垂水廉売市場を中心とした垂水駅前の0.7ヘクタールを組合施工で行う民間再開発事業を都市計画決定。事業協力者には野村不動産を選定。24年の完成を目指して来年のプロジェクト始動を目指す。
8月
新兵庫区総合庁舎完成
湊川公園の敷地内北側に建設中だった新兵庫区総合庁舎が完成・開庁。9区内で最も古かった旧庁舎と消防署の解体を開始し、二期工事をスタート。
「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」の事業者公募プロポーザル 優先交渉権者決定
老朽化の進む須磨水族園と海浜公園を民間資金とアイディアを活用して一体的に再整備する方針において、サンケイビルを代表とする企業グループ案を事業化決定。シャチやイルカのスタジアム、ドルフィンラグーン併設の宿泊施設、キャンプやグランピングを体験できる園地エリア等、約11ヘクタールを関西屈指のマリンリゾートへと転換。370億円を投じる集客施設が誕生。
三宮センター街 銀座ワシントン靴跡にDoCLASSEオープン 三宮ビブレは三宮OPAに
三宮センター街の老舗大型靴店だった銀座ワシントン靴店が50年の歴史に幕を閉じ、その跡にアパレルのDoCLASSEがオープン。同区画がビブレの路面テナントフロアであった事も判明。三宮ビブレは三宮OPAへと改称。
神戸空港の運用規制緩和 1日80往復便へ スカイマークが3路線で増便へ
関西三空港懇談会での合意によって神戸空港運用規制を緩和。10往復便の増便に伴い、スカイマークが茨城、長崎、那覇に3往復便を増便。
9月
兵庫県庁舎等再整備基本計画策定支援業務受託者決定
兵庫県が県庁舎等再整備基本計画策定支援業務 公募型プロポーザルの審査結果を発表し、隈研吾建築都市設計事務所・昭和設計・ウエスコ設計共同体が受託候補者に選定。高層ツインタワーを中心とする計画を想定。
西神中央 文化・芸術ホール等整備事業 優先交渉権者決定
西神中央駅前再整備における中核施設として、図書館やホールから成る文化・芸術ホール施設棟と住宅棟の整備に伊藤忠都市開発や旭化成不動産レジデンス等計5社構成JVを決定。また西神中央に移転する新西区総合庁舎のイメージも発表。建設予定地の整備開始。
元町GSパーク神戸で試掘調査
銀線神戸ビル跡地に広がる元町のGSパーク神戸。敷地面積3,000平方メートル以上の大型コインパーキングで大深度のボーリング地質調査が行われた。開発プロジェクトが動く可能性高まる。
10月
神戸市役所本庁舎3号館の本格解体開始 新中央区総合庁舎概要発表
元町商店街初のホテルがオープン。今年4軒目となる新規ホテルの開業。
そごう神戸店閉店 神戸阪急が開業
2016年にH2Oに譲渡されていたそごう神戸店が神戸阪急に。三宮におけるそごう約90年の歴史に終止符が打たれる。阪急としても12年の撤退から7年ぶりの神戸再進出に。
フジドリームエアラインズが神戸空港就航
フジドリームエアラインズFDAが松本、出雲、高知の3路線4往復便(1月より)で神戸空港に就航。神戸空港搭乗者数の増加に貢献。
神戸阪急ビル東館の鉄骨建方本格化
神戸阪急ビル東館の建替工事は解体開始から3.5年経過後にようやく本格的な鉄骨工事を開始。同時に西館や駅内コンコースの改修にも着手。
11月
神戸プラザホテルウェスト開業
元町商店街初のホテルがオープン。地上9階 120室の新ホテルはJR元町駅前の神戸プラザホテルの姉妹ホテル。
モロゾフ神戸本店が三宮センター街にオープン
1971年開店の三宮センター街のモロゾフ三宮センター街ショップが大幅リニューアル。モロゾフ神戸本店に昇格。センター街の新たな話題店に。
三宮新港町計画が本格着工
新港突堤基部西地区約3ヘクタールの再開発事業が本格始動。文化施設棟と住宅棟東棟以外は全施設が着工。
今年はプロジェクトの完成や開業はそれほど多くはありませんでしたが、大中小様々なプロジェクトが始動したり、計画が推進を見せる年でした。来年は進行中計画の竣工、プロジェクトの推進が引き続き顕著になる1年になるものと思われます。
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大阪・京都より大きく出遅れた神戸…進む高齢化、進まぬ開発(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191229-OYT1T50091/
> 震災から25年を迎えて復興に一区切りつき、
> 復旧・復興の費用を賄うために発行した1兆5000億円超の市債が財政を圧迫
「復旧」はともかく「復興」で数千億の無駄金を浪費したのが、そもそもの間違いですね。「起死回生」とか「ピンチをチャンスに」とか言って、ムダなハコモノを大量生産して腐らせた過去を、もう一度繰り返すつもりなのでしょうか。
ホテル開業、ヴィッセル神戸の躍動、神戸空港の規制緩和、駅前再開発の浮上…etc 色々ありましたね。
谷としてもちろん社会的な問題点もありますけれど、
底は良くなっていっているというふうに感じます。
街が全体的に老朽化してきているということもありますので、
今後も数々の合意が必要とされる場面が多くなり、
リーダーシップや意見を貫く、またあるときは柔軟さが
必要とされるでしょう。
何が都市の核かは、個々によって答が違い、
色んな答を出せる
神戸はその点で優位であると言えると思います。
そのためにはある程度の背伸びも大事ですし、
細かいところも少しずつ、変化していき、そして
神戸らしい街になってほしいと思いますね。
六甲山系のように
泰然自若、そして神戸の明るい未来を望みます。
1年間ありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。