兵庫県内初・神戸市内初の環状交差点「ラウンドアバウト」が、ポートアイランド二期地区に完成し、供用が開始されましたので、早速、見てきました。
こちらが実際に完成した実物です。場所はKCMI神戸医療イノベーションセンターのすぐ北側です。
中心に円形の中央分離帯があります。
交差点内に入る際には一時停止は不要ですが、交差点内を通行している車を妨げる事は出来ないので、「ゆずれ」の文字が路面に描かれています。
交差点内は矢印の方向に従って時計回りに通行します。
クルッと回って交差点に乗り入れるどの道路にも入って行く事ができます。
今回の導入はあくまでも試験的な位置付けかと思います。周囲には建物もなく、ほとんど車の通行もありません。さて、ラウンドアバウトのメリットは信号を設置する必要がないので、コスト削減と交差点交通をスムーズにする事が挙げられます。しかし都心や交通量の多い大通りに導入するには慎重な検討が必要です。交差点内はスムーズでもその先の道路に渋滞や流れが悪いと交差点内にまで影響し、結局、乗り入れる道路全てにおいて支障をきたす事になるからです。また歩行者の横断についても考えなければなりません。海外では複数車線を設けた巨大なラウンドアバウトが存在します。なかなか交差点から抜け出すのが難しそうです。ひとまずは広い道路が整備されているポートアイランド内での導入例を増やし、実績を積んで行くべきではないでしょうか。
県内初となる「ラウンドアバウト(環状交差点)」を見に行ってみた
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市長会見によると、ラウンドアバウトの設置予定場所は、「交通量が少なく見通しがいい平坦な場所」具体的にはポーアイ、六アイ、西神ニュータウンの中等を想定しているようです。
それにしても、ポーアイ2期の企業集積かなり進んできたと思ってましたが、ラウンドアバウトの周辺はまだまだ寂しいですね。
なんだろう…この場所じゃ社会実験にもならんでしょう。Uターンには便利かもしれないですが。大型トレーラー運転手の意見を聞いてみたいですね。
(接地面積や交通量、前後の道路のスムーズ度合い等)を鑑み、適材適所に設置すればスムーズに快適に通行することが可能ですよ。
ベルギーで何回も通りましたが快適でしたよ!