企画物

2017年の神戸を振り返る

いよいよ2017年も残すところあとわずかとなりました。年末恒例(?)の特別企画として今年の神戸の動きをダイジェストで振り返ってみたいと思います。

2月

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パークホームズ神戸 ザレジデンス竣工

旧神戸貯金事務センター跡を三井不動産レジデンスが再開発。同社名となって以来、初の神戸市内における大型案件プロジェクトでした。ただ予想とは裏腹にタワーマンションにはならず、20階建ての板状建物3棟をコの字型に配置した構成で総戸数357戸の分譲マンションとなりました。

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三宮OPA2開業

ダイエー三宮駅前店をイオンモールが段階を踏んで大幅に改修。まずは先行して地下階-地上1階をフードスタイル(現在のイオンスタイルのはしり)として開業。そして2-9階はオーパーツーとしてファッションビル化しました。

3月

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神戸BALが改装オープン

トアロードのファッションビルが開業以来、初となる大規模改装を実施。昨年のアネックス棟の建て替えから始まった一連のリニューアルは本館の外装改修やテナントの入れ替え、フロアの再構成までにまで及びました。

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KCMI神戸医療イノベーションセンターが竣工

京コンピュータ前駅で建設されていた研究施設ビルが完成。医療産業都市内で不足に転じたテナント向けのレンタルウェットラボスペースを供給する他、京に代わる次期スパコン開発拠点も設けられました。日立製作所等の有力企業が進出。

4月

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波止場町プロムナード整備完了

メリケンパークと新港突堤地区を結ぶ動線として波止場町の岸壁沿いをプロムナード化。閉鎖されたにも関わらず解体の進まない神戸地方合同庁舎別館について、神戸市から国への無言のプレッシャー的意味合いも持つようです。

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みなと元町計画竣工

旧第一銀行の外壁を活用した地下鉄海岸線のみなと元町駅出口の後背地を大林新星和不動産が開発。地上14階建てのデザイナーズマンションとなり、1階にはパティスリーカフェがオープン。

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メリケンパークリニューアルオープン

神戸港開港150年事業として進められたメリケンパーク開園以来初となるリニューアルを実施。路面や照明設備の更新、新設の他、撮影スポットとして人気となったモニュメントの新設、桜並木の整備、展示物の撤去、飲食店の誘致等を実施。開放感の向上と集客性を高める事に成功しました。

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スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店オープン

西日本最大級の規模であり、スターバックスが積極的に進めている公園店舗としてメリケンパーク内に開業。昼夜楽しめる人気店となっています。

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DUO神戸海の手リニューアル完成

神戸市が3年を掛けて段階的に進めてきたJR神戸駅南側の地下街リニューアルが完成。最終段階はエントランスとなるデュオドーム周りの改修を実施しました。

6月

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東京インテリア家具神戸店開業

ポートアイランドのイズミヤ跡地に東京インテリア家具が開業。隣接するイケアとの相乗効果を狙った出店となりました。関西初進出になる予定でしたが着工は遅れ、同じくイケア横に開業した大阪・鶴浜の大阪本店に次ぐ二号店となりました。

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イオンモール神戸南 I期部分開業

神戸中央卸売市場本場跡地で計画されたイオンモールは着工を複数年遅らせて開業時期が大幅に遅延しましたが、ようやく開業。しかしウミエから約2kmという至近距離にある為、テナント集めに苦戦し、イオンスタイルと一部飲食店のみの部分先行開業という形のオープンとなりました。

7月

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神戸ポートオアシス開業

こちらも神戸港開港150年記念プロジェクトの1つとして建設が進められた施設。神戸港周辺に点在する港湾労働者の福利厚生施設を再編・集約し、内部には音楽等の多目的ホールも整備。新港突堤基部再開発の布石とも言えるプロジェクトとなりました。

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umieノースモール リニューアルオープン

umieノースモール地下1-地上1階の2フロアを占めていたイズミヤが撤退。その跡にイオンモールが新しい形態のイオンスタイルを開業させました。1階は神戸みやげを一同に集めた売場やスイーツカフェ、化粧品専門店など観光客をターゲットに絞った構成、地下階は食品スーパーに加えて、鉄板ステーキ、生パスタ、ボールサラダ、バル等を提供するオシャレなフードコート。サウスモールとの回遊性向上の為に両モール間を3箇所の連絡通路で結んで一体化。無印良品とフランフランも出店し、umieに新風を吹き込みました。

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SO.TABLE KOBE 0330開業

ポートタワーの南側に新たなカフェ・レストランが開店。テイクアウトメニューも充実させ、リニューアルされたばかりのメリケンパークとかもめりあ、ハーバーランドとの結節点となる場所に新しい集客スポットが誕生しました。

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サンシティタワー神戸竣工

HAT神戸の新しいランドマークが竣工。地上35階 高さ131.2mを誇る超高層シニアレジデンスが誕生しました。

8月

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MIUMIU神戸開業

明石町筋の泰和ビル跡にプラダジャパンが商業ビルを建設。ホテルヴィマーレ1階で営業していたMIUMIUが旗艦店として移転オープン。建物と土地は投資法人みらいへ売却されました。

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神戸港開港150年 海フェスタ神戸

神戸港開港150年記念事業の中でも最大級のイベントの1つとして海フェスタ神戸を開催。会期中に数々の催しが開かれましたが、帆船フェスティバルでは世界から帆船5隻が神戸港に集結。昼夜に渡って優雅な姿を披露しました。

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第47回みなとこうべ海上花火大会 空前の1万5000発!

海フェスタ神戸のトリとして開催されたみなとこうべ海上花火大会は大会史上最多の打ち上げ数となる15000発で開催。真夏の夜空に轟音と共に見事な大輪の花が咲き乱れました。

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トーカロ新本社竣工

金属表面処理加工の大手企業であり東証1部上場企業のトーカロがポートアイランドに新本社ビルを建設。直接投資による医療産業都市の企業集積の高まりに大きく貢献しました。

9月

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イオンモール神戸南全面開業

6月に部分開業していたイオンモール神戸南がようやく全面開業。様々な苦節を乗り越え土地取得から5年越しでようやくモールのオープンに漕ぎ着けました。

10月

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そごう神戸店がH2O傘下として始動

セブンアンドアイホールディングスからH2Oリテイリングに譲渡されたそごう神戸店が新たな船出を飾りました。当面は現状の屋号を継続しますが、いよいよ来年、阪神百貨店梅田本店が新店舗ビルにて部分先行開業しますので、これに伴いそごう神戸店の建て替え計画も検討開始が期待されます。

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新港突堤西地区再開発優先交渉権者決定

新港突堤基部の西側約3.3ヘクタールを再開発する計画において住友不動産を代表とする作業グループが優先交渉権者として決定しました。現地は解体作業が開始されており、来年には土地の譲渡、都市計画決定が行われてウォーターフロントの再開発プロジェクトが始動します。

11月

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神戸市長選で現職の久元市長が再選

久元現市長の任期満了に伴う神戸市長選が行われ、4人の候補が出馬。現職が他候補を圧倒して再選を果たしました。4年間で進められてきた都心とウォーターフロント地区の再整備を今後4年間も継続していきます。

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神戸市がバスターミナルビル/えき・まち空間基本計画発表

雲井通5・6丁目で計画されているバスターミナルビルの整備・再開発及び三宮駅周辺を歩行者優先の街に作り変える「えき・まち空間/三宮クロススクエア」を実現する為の基本構想が発表されました。バスターミナルビルは高層ツインタワーとし、大倉山の神戸文化大ホールを移転。中央区役所や勤労会館は神戸市役所3号館跡に建設する総合庁舎へ移転。市役所2号館は文化中ホールを低層部に整備した複合高層ビルへの建て替えを構想。

12月

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神戸陽子線センター開院

兵庫県立こども病院隣接地に県立粒子線治療施設の付属医院として神戸陽子線センターが開院。陽子線と重粒子線を用いた外科手術に頼らないがん治療を提供します。

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神戸アイセンター開院

国家級プロジェクトとして建設されていた神戸アイセンターが開院。iPS細胞を活用した目の最先端再生治療の研究と治療を目的とし、神戸市医療センター、理化学研究所と共同で運営を行っています。

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クリスマスツリーがメリケンパークに登場

世界一を目指したクリスマスツリーがメリケンパークに初登場。ライトアップされたツリーを見に多くの人々が訪れて新しい冬の風物詩を楽しみました。

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第23回神戸ルミナリエ開催 来場者数が増加

23回目を迎えた神戸ルミナリエは史上最多のLED40万球を駆使し、デザインもドーム型のスッパリエーラを採用する等、これまで以上に力と工夫を尽くし、年々減少の一途を辿っていた来場者数は2006年以降初めてプラスに転じました。

神戸港開港150年を迎えた今年はイベントや記念事業も多く、バラエティ豊かで華やかな1年となりました。大型商業施設の開業や改装、ポーアイ二期の中核施設の完成等、明るいニュースも相次ぎました。またバスターミナルビルや三宮クロススクエアの基本計画、市庁舎建て替え方針の具体化、新港突堤基部再開発の概要判明、そごう神戸店のH2Oグループへの譲渡等、大型プロジェクト始動に向けた具体的な動きが目白押しだった事も特徴的な1年だったと思います。久元市長の続投も決まり、ひとまずは既定路線で都心の再開発継続に信任が与えられました。来年はビジネスホテルの開業ラッシュの他、いよいよJR三ノ宮駅のターミナルビル建て替えが動き出すものと思われます。また大きな動きが期待される1年になりそうです。

本年1年も皆様の暖かいお声に非常に励まされました。頂いたコメントはなかなかタイムリーに返せなかったり、全く出来ない事もありますが、必ず読んでいます。来年も何卒、応援の程、よろしくお願い申し上げます。



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POSTED COMMENT

  1. Sam より:

    いつも神戸のタイムリーで貴重な情報ありがとうございます 神戸を愛し発展を望んでおられる気持ちが良くわかります
    毎日楽しみにしています
    昨年神戸に転居してきました 海と山があり美味しいものがすぐそこにあるこの街は魅力的です
    あとは街並みがスピード感を持って進化してくれること楽しみにしています

  2. ヒーコ より:

    今年も一年間お疲れ様でした!
    毎日楽しみに、他に類を見ないポテンシャルを秘めた街こうべ、今後益々の発展、躍進に期待しております。

    応援していますので、お体に気をつけて2018年もよろしくお願いいたします!!

  3. tet より:

    明けましておめでとうございます。いつも神戸の記事を楽しませていただき、ありがとうございます。
    こべるん~変化していく神戸~ブログが、神戸市が、神戸市民が、益々発展していきますように神奈川県から願っております。
    今年もよろしくお願い致します。

  4. sirokuma より:

    [太字]あけましておめでとうございます。[/太字]
    いつも良質の記事配信ありがとうございます。
    神戸の都市開発を語るたびに大阪京都との開きに、つい愚痴っぽくなりますが、3~4年前を思い起こせば、それも贅沢な小言で、神戸市の都市開発もようやく大きく動き始めましたね。
    今年も小言を呟きながら楽しく拝読させていただきます。(笑)

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