久しぶりのレポートとなりますが、現在唯一、具体的に進行している三宮地区再開発プロジェクトである神戸阪急ビル増築工事。具体的には神戸阪急ビル東館の建て替え計画です。まず既存建物の東側半分のみを解体し、西側は改札や地下鉄駅への連絡通路として暫定的に残す形を採っています。解体された東側には4月から三点式パイルドライバーが稼働していましたが、今はその姿はありません。
個人的にJR三ノ宮駅に連絡する高架下の信号から見るこの現場が好きです。いかにも駅前再開発といった感じが出ています。
パイルドライバーの代わりに敷地内では今度はクローラークレーンが稼働しています。先端にオールケーシング掘削機を取り付けて作業を進めていました。対象は旧神戸阪急ビルではなく、サンキタアモーレ広場のあった場所です。恐らく地下鉄三宮駅と連絡していた5番出口があった場所だと思われます。地中障害物の撤去を行っているようです。並んでいる太い鋼管はケーシングチューブです。このチューブを回転させて地面に圧入し、ショベルカーの横に転がっているハンマーグラブをクレーンで吊り上げ、ケーシング内部を掘削、排土します。隣接して地下鉄三宮駅があるので慎重な作業が必要です。
地下部は3階まで存在し、機械室や阪急オアシスが出店予定の商業施設、地上階コンコースへのアクセス路等が構築されます。また地下階は鉄筋鉄骨コンクリート造の強固な造りとなっています。地上部躯体の鉄骨建方が拝めるようになるまでまだあと2年位は待たなければならないかもしれませんね。それでもゆっくりですが、工事は着実に進んでいます。
神戸阪急ビル東館解体工事と神戸阪急ビル増築工事
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