旧神戸貯金事務センター跡地に三井不動産レジデンシャルが建設中の大型分譲マンション「パークホームズ神戸 ザレジデンス」は建物完成に向けていよいよ大詰めに入りました。すでに外観の大部分が露わになっており、内装工事と含めて竣工へ突き進んでいます。
この建物の最も特筆すべき点が低層部のファサードです。重厚感のある御影石を二層の高さに外装材として採用しています。
仮囲いの背後にすでにこの低層部が姿を表しています。
開口部にはロートアルミやモールを使って窓を優雅に演出します。今は解体中となってしまっているファミリアホールが復元された際には栄町通を挟んで重厚な建物に囲まれるようになります。
北側のファサードです。建物の分かれ目で連続性を失ってしまっているのは残念です。建物間に壁を構築してエントンラス的な役割を持たせるような設計にして欲しかったですね。
3棟から構成される非常に大規模な建物ではありますが、周囲に高層建築が多いせいか、あまりその大きさを感じさせません。
3棟の中央部。共用廊下が向き合う吹き抜け空間的な役割を担っています。非常階段は格子状のルーバーで目隠しがされました。ここにはルミナスクエアガーデンと呼ばれる公開空地が整備されます。こちらは壁を構築して建物間を埋め、御影石の外壁に連続性を持たせます。この建物及びファミリア本社跡のタワーレジデンスが完成すると、交差点の完成度が高まり、昼夜を問わず落ち着きを持った美しい都市空間に生まれ変わるものと期待しています。
パークホームズ神戸 ザレジデンス 栄町通7丁目計画
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相生町1丁目計画は現在、当初の計画では本当に三菱銀行神戸支店の外壁の薄皮を残して貼り付ける内容で、反発する某市民グループと景観審議会の要望で、セットバッグさせるなど復元部分をどれぐらい残すかで協議が続いているようです。何とか前貼りビルだけは勘弁してほしいです。
兵庫県のタワマンは今後、規制の激しい芦屋を除く、宝塚、西宮、尼崎など大阪周辺の、規制の緩い都市にシフトすると思います。JRなら新快速、快速、阪急阪神なら特急、快急の停車駅がタワマン候補地になると思います。ただ神戸もこのまま高さ規制を続けると、マンション族には魅力はあるので、高さ60mぐらいの団地マンションラッシュの危険性も感じますが。
デベロッパーは梅田中心の同心円上の衛星都市化を描いていると思います。
兵庫県東部の各都市は、高槻、豊中千里のようになるのだけは避けてほしいですね。