10月5日付けの神戸新聞が報じたところによると、神戸市がバスターミナル整備を検討している雲井通5・6丁目に商業施設、ホテル、オフィス、バスターミナルを含めた高層複合ビルの建設方針を固めたとのことです。遂に市の三宮再整備構想の中で中核起爆剤となる大規模再開発ビル計画が動き出す事になります。
方針としては地下2〜地上3階の中で連続する2フロアをバスターミナルに宛てがい、低層部に商業、店舗、中高層部にホテルと業務フロアを設ける計画で、すでに稼働しているミント神戸のバスターミナルとの一体運用を目指し、2階及び地下階で歩行者デッキと地下通路にて連絡します。高層ビルの規模はミント神戸を上回る高さを想定。2020年度には工事に着手し、区域をブロック毎に分けて段階的に整備を進めるとのこと。以上が神戸新聞が報じた概要です。
雲井通5-6丁目にバスターミナルの整備とその上空活用による高層ビル建設は想定済みの内容ではありましたが、いざ方針が固まり尚且つ具体的に2020年という比較的早期の着工という点には驚きました。しかもつい最近、計画地内の雲井通6丁目の角地にビジネスホテルが新規着工したばかりで、このバスターミナル計画そのものの行方を危惧したばかりのタイミングでの方針決定です。
気になる工事開始が具体的に何を意味しているのかです。計画する新規複合ビルの一部着工を意図しているのか、それとも街区内の中央区役所や勤労会館をはじめとする市所有建物の解体工事着手を意味しているのか。これによって新築建物の開業時期が大きく変わります。
またブロック毎の段階的な整備という事ですが、少なくとも2棟以上の高層ビル建設を試みようとしているのでしょうか。それよりも何より計画地内の地権者と本計画について合意形成が既に成されているもしくはその方向で話が進んでいるという事なのでしょうか。
雲井通5には区分所有による再開発ビルのサンパル、アサヒシネマ跡に東横インが、雲井通6にも同じく区分所有形式のサンシティ、そして東急REIホテルの入るコスモビル等があります。新ビジネスホテルを着工した事業者は東横インの所有者と同一と思われ、これを考えると、再開発に賛同していないのではないかと思われます。もしくは角地での新ホテル着工を条件に東横インの土地は売却という合意に至ったのでしょうか。
中央区役所及び勤労会館の解体には市庁舎2,3号館の建て替えが必須となりますし、サンパルの解体には新長田の新庁舎完成が必要となります。
しかしながら方針決定には何の根拠もなく進めることはできませんし、今年度は当該地区にバスターミナルを整備する為、事前調査が実施されてきました。この調査結果に基づいた上での今回の報道であると推測するのが自然です。
遅々として進まなかった三宮の再開発が、この開発計画及び鉄道事業者による駅ビル建て替えと呼応して一気に大規模化し、周辺地域を巻き込んだ大変貌を遂げる可能性が現実的に高まってくるかもしれません。
駅東側でこのような大規模再開発ビルと巨大バスターミナルが誕生し、JRの新改札口が開設されるとなると、人の流れが一気に東側に拡大することでしょう。これを危惧し、計画阻止を試みる動きが出てくるかもしれませんが、再開発には再開発で対抗して欲しいですね。何はともあれ、市からの公式発表が待ちきれません。
今月の市広報内に掲載された都心三宮NEWSでも近日、今後の都心再整備の動きをまとめた「短期アクションプラン」を発表するとありました。これにバスターミナルと再開発ビルの整備計画が触れられるのではないかと思われます。
東遊園地の芝生化、歩道の幅員拡大や改修、公園のリニューアル、小規模公共ビルの建設、地下鉄駅や地下道の改修などを都心再整備の一環として進められきたもしくは進められている訳ですが、どれも規模が小さく決定打に欠け、何かを大きく変える効果を生む事は期待できませんでした。今回の計画は投資額もそれなりに膨らむでしょうが、その分、直接的な可能性を秘めており、漢方のように緩やかで効いているような気がするといったものではなく、カンフル剤として即効果をもたらす開発であると期待したいです。是非とも市単独で実行せずに民間の資金と知恵、人材、ノウハウを入れてこれまでの様な市主導の再開発ビルにはしないようにお願いしたいと思います。
三宮再整備構想の真打！雲井通5-6丁目にバスターミナルと高層ビルを計画
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これは本当に素晴らしい計画だと思います。
民間と力を合わせて開発してほしいですね。
ポートライナー三宮駅をこの新しい建物に移設できれば
いいなと思います。
そうすればJR三ノ宮駅ビルの規模も大きくなりますし。
いずれにせよ、楽しみですね。
神戸新聞の飛ばし記事に一喜一憂するのは
危険です。
なにせ、JR新ビルのデマを再三報じてきた新聞社です。
市から正式発表があるまでそんな計画も有るんだなあくらいに留めていた方が良いと思います。
今時こんな計画ができるのか驚き、それも何の大義名分もなく。
民間の土地を勝手に再開発用地にするなんて、終戦直後のバラックの集積地であるまいし、ちゃんとした民間用地の民間のビルを市が再開発するなんて日本初ではないか。しかも一棟ビルだけでなく、サンパルのように小規模商業者が多数いるビルもあり、合意形成は超難航するのでは。
サンパルなんて途中で頓挫して幽霊ビルにならないことを祈りたい。
記事から推測するに、再開発の主体を書いてなく、何も進んでいないことを示している。
うれしいのはうれしいが、私は実現性が高まってから喜びたい。
現在の市役所2号館の解体、新築におおよそ4年掛かるとして、2020年着工というのは、そちらに移転予想の区役所等の解体の時期と思われます。バスターミナル本丸の6丁目の開発はその後ですので、おおよそ10年ぐらい先の話でしょうか？
現在建設中のビジネスホテル側はそこまで待てなかったのでしょう。
幸い立地が西側の角ではないので、バスターミナルができてもミント1Fバスターミナルとの一体運用にそれほど支障は無いかと思われます。
どちらにしても市主導による三宮開発の最大にして最重要案件です。中途半端な開発で今後に禍根を残さないよう、慎重かつスピーディーに進めてほしいものです。
この開発は是非成功させてほしいですね。
みなさんの言うように本当に楽しみです もっと早くしてほしかったくらいですけどそれはしょうがないか。 立派なバスターミナルを建設してほしい
サンパルに入店している店子に聞ければ
もっと詳しい事が解るでしょ。
ん～最近の神戸新聞はアカっぽいですからね。逆にプロ市民団体向けに流した記事のように穿ってしまいます。しかも順序からいえば受け皿の市役所2号館建て替えが先に発表されるか、同時発表かが筋でしょうからね。
ただ、バスターミナルの建築概要が初めて記載されているので期待してしまいます。アサヒのホテル建築をストップできるような、市かデベロッパーに劇的な動きがあったのかも知れないですしね。まあ、あまり期待しすぎず見守りたいです。
エリアの指定ですから必ずしも全体の敷地利用ではなく、この中に整備すると捉えたほうが良いでしょう。
基本的には、当該地の事業者・地権者にとり財産価値が非常に高まる話ですからほぼ前向きなんだと思います。
2号館3号館建て替えが先との意見もごもっともですがこちらは市有地ですからいつでも動かせるし、勤労会館と中央区役所くらいの規模なら、イーライが抜ける三宮プラザビルで十分代替できるんじゃないかなぁ？神戸市も漸く震災後の借金苦から解き放たれ、昨年位から投資的経費（予算）を組めるようになったと聞きましたが、その効果が早くも表れて来たのではないかと、今は更なる期待をして経過を見守りたいと思います。でもバスタの中にポートライナー駅を移転すると言う考えは面白いですね。ついでに2号線～生田川経由で新神戸まで延伸して欲しいものですね。
そごうの売却がH20に決まったが、
神戸市が購入しなおして解体後に
バスステーション建築する方が一番でないか？
今後、百貨店はいらんだろう。
神戸新聞としては自社ビルのミント神戸の１０周年記念として、ミント神戸に絡めた話でも載せたのかなとも思います。新ターミナルができればミント神戸のターミナルは不要になりそうですが。
そごう神戸店はH2Oになってもしばらくは現状維持でしょう。
しかし市長が、マルセイユに外遊中に大きな話が出るなんて皮肉なものです。やっぱり疫病神なのでしょうか？
帰ってきて、やっぱり神戸はヨーロッパの都市のような街並みにしたいってな発言があればズッコケます。
こんばんは 期待大ですが 本当かな?の気持ちも ただ何も動きや発表が無いよりはgoodとしてとらえましょう