学校法人三幸学園がJR元町駅の北側である北長挟通に計画していた新校舎が竣工しました。建物は地上6階建て、延床面積2,178平方メートルで、同学園が運営する神戸元町医療秘書専門学校と神戸元町こども専門学校の2校が建物内に開校しました。
建物の外観デザインは神戸の港と洋館をモチーフとしており、淡いクリーム色のタイルを全面に外装材として採用している他、アーチ形、丸形、四角形等の三種類の形状の窓や黒のフレームサッシを使っています。塔屋は灯台を模した円筒形で、遊び心たっぷりの建物となりました。
落ち着いたエリアにある落ち着いた感じのある建物ですが、あまり人目につかない場所にあるのは勿体無い限りです。三宮中央通りやトアロードにこのまま移設したい位です。
1階のエントランスアプローチです。円筒形の支柱を左右にアプローチが貫きます。小さいながらもピロティ空間やウッドデッキのパティオが設けられています。
「神戸らしさ」をある意味、体現した建物ではないかと思います。こんな建物がもっと街中の目立つ場所に増えたらと思います。
そんな山幸学園神戸校のすぐ北側の駐車場に新たな建設プロジェクトが計画されています。今はコインパーキングとなっていますが、その前は廃墟と化した幽霊ビルが長年に渡って放置されていました。
この敷地に計画されているのは店舗と事務所から構成される地上7階建てのビルです。マンションになってもおかしくない場所ですが、珍しく事務所ビルが建設されます。計画しているのは建物の向かいにある元町リンズスクエアに入居する福建貿易社です。来月着工予定です。
山幸学園神戸校完成・開校
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おしゃれな円型 いいですねー
そうですね~!夜は灯台のように光ればおもしろいですね。
神戸市街地は少しづつ、しかし着実に変化してますね。
こういう凝った意匠デザインの建物が建てれられるのは神戸ならではだと思うんですよ。ただ建築物は連続性というか、街並みが成立してこそ存在感が増すと思うんですね。たしかに三宮中央大通りのセントモルガンチャーチやケーニヒスホテル、閉鎖したメディテラスなんかがこの建物と並ぶと、一種無国籍ムード漂う街並みになるんじゃないかと思います。
世界一の観光都市京都の街並みは、寺社・町屋建築の連続性が命ですから、他者の意見を受け入れない頑固な京都人の【変わりたくない性格】が幸いしたと思いますね。北野にしても写真を見ると昭和初期はこの街並みの連続性があったようですが、現在はポツンポツンと異人館が点在し、マンションが遮断するので往時の迫力がありませんね。ま、それなりに人が集まってるのとラブホテルがなくなっただけましですが。
いまだに惜しいと思うのが南京町の長安門入口にあった東栄酒家の北京城です。今はまったく面白みのない無味乾燥なビジネスホテルに建て替えられて残念です。南京町なんかも1980年ごろ、わたしの記憶では栄和飯店や老祥記、あと数軒の中華屋・食材屋があっただけでみすぼらしい商店街だったのを徐々に中華風に街並みが変わっていって現在の南京町がありますからねー。
できれば建物の意匠デザインに対して、税制優遇なり何かボーナスを与えることを市行政に期待したいですね。
都心に学校ができると学生が増えて街に活気が出て良いです
元町や神戸駅周辺には大学は無理としても専門学校はもっと進出してほしいです
黒霧さん
円筒が良い味を出していますね。
tetさん
夜間の照明演出はチェックしてません。どうなるか一度見てきたいと思います。
kenkenboobooさん
確かに北京城は存在感ありましたね。欧州のような街並みやいきなり中華街の街並み等、神戸の都心はテーマパーク的要素があるので、地区ごとに統一した景観をもっと強めて行くべきだと思います。
kingiさん
そうですね。モード学園の奇抜な高層ビルができて欲しいです。