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2021年6月より着工し、2023年5月完成を目指していた税関前歩道橋の架け替え工事は遅々として進む気配を見せておらず、工事の難航を推測するに十分な遅延状況が続いていましたが、その理由は施工計画が想定以上に複雑だった為、施工は不可能という結論に至ったとの事。
今年の夏には供用が開始されている筈だった新税関前歩道橋。地中埋設施設の移設等は進められましたが、施工を受注した矢田建設・友興組JVとの契約は終了し、設計の変更も含めて新たな受注先を模索する事になりそうです。
着工前の調査では施工可否の判断が付かなかったのか、設計や施工受注先選定が正しかったのか等、今回の工事の進め方についてはしっかりとした検証や説明が必要でしょう。恐らく市議会でも追及を受ける事は免れないと思われます。
中座による完成時期の延期は残念ですが、ここまで進めてきた訳ですから、何としても完成させて欲しいと思います。神戸アリーナの開業までには間に合わせる必要があるでしょう。京町線同様にフラワーロードも同アリーナへの主要なアプローチとなる事は必至です。
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