神戸阪急ビルの建て替え工事は昨年10月よりII期工事が開始されていますが、この半年間は敷地の南西側に残っていた既存建物の撤去工事がひたすら行われてきました。既に地上部は姿を消し、地下階等の躯体解体が進行中ですが、工事は更にその先に進み始めたものと思われます。
敷地内にはクローラークレーンが登場しました。この後、更に三点式パイルドライバが投入されているのも確認できました。
約2年前に既存建物の北東側を解体していた際の様子です。同じくクローラークレーンが登場し、先端にオールケーシング掘削機を取り付けて地中障害物の撤去を行っていました。現在も同様の作業が行われているものと推測されます。前述の三点式パイルドライバは山留壁の構築を行なっているのでしょう。当時はクローラークレーンによる撤去作業から約1ヶ月後には新ビルの着工が報じられました。従って5月末位までにいよいよII期部分の本格着工となる可能性が高いです。それから基礎と地下躯体の構築に半年程を費やし、地上階低層部の南東部分の鉄骨建方が始まるのは晩秋から初冬辺りと予測しています。タワークレーンの登場で年末を迎えるのもオツですね。その後の地上躯体工事はこれまでの亀の子スピードを吹き飛ばすような勢いで上棟まで一気に突き進む事でしょう。
テナントの退店が進められてきた神戸阪急ビル西館。退店テナントが建物内の現状復帰工事を続けています。
西館内で最後まで営業していた西口のマッサージサロン・ラフィネ阪急三宮店も3月24日に閉店しました。
これで東館から西館に掛けて全ての店舗が撤退しました。これらの閉店が響いているのか昼間のサンキタ通りの通行量は少し減った感があります。
西口改札外コンコース広場の店舗は営業を継続しています。AUは西館からこの場所に移転しましたので、これらのテナントの入る部分はリニューアルを行わない模様です。数年前にこの広場空間は天井と柱の美装化が既に実施済です。
よって更に西側の高架下の店舗はこのまま継続営業します。将来的に阪急が市営地下鉄に直通乗り入れした場合、この高架が活用されるのかどうか。駅舎のある部分は少なくとも再開発されて商業ビルが建設される事は間違いないでしょう。建設中の東館も合わせてツインタワー化も視野にあると思われます。高架は撤去してその地下に神鉄を新開地から延伸し、三宮のターミナル化を図って欲しいですね。
ポートタワーから眺めた神戸阪急ビルの建設地。かろうじて緑色のクローラークレーンのジブが見えます(センタープラザの左隣)。ここに阪急ビルが立ち上がってきます。
2016年春のプロジェクト発表時には完成は5年先と気が遠くなる程長いと思いましたが、既に3年が経過。未だに現場に大きな変化は無いのですが、これまでの3年を考えると、これからの2年弱はきっと変化も多く、楽しめる工程になっていくでしょう。
神戸阪急ビル増築工事 II期部分にクローラークレーン投入 西館のテナント退出完了
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ハーバーセンタービルの3Fのほぼワンフロアを使ってダイソーがまもなくオープンしますが4Fに市役所だか区役所が建て替えによる移転ということで入るようですよ