開業まで7ヶ月に迫ってきた神戸空港サブターミナル。5月に鉄骨工事が開始されてから早3ヶ月。段々と躯体が完成形に向かって着実にその歩みを進めています。
ファサードとなる南北のスパンは非常に大きく新たな神戸空港を司るシンボル性を持った施設となるのは間違いないでしょう。既存ターミナルはファサードをポートライナー駅がビルを覆い隠しているので、あまり建物の外観が語られる事はないかと思います。
サブターミナル周辺の道路整備も同時進行で行われています。ターミナル前は再び盛り土によってアプローチが築かれているようです。
ターミナル南側の道路は再構築中。既存ターミナル前の道路と一直線状になるよう改造されています。
電信柱はこのままなのでしょうか。
道路は歩道も含めて再構築されています。
新ターミナルビルの鉄骨工事は東端部分は2階まで鉄骨建方が進みましたが、それ以外はひとまず1階のみの鉄骨を組み立てています。
「世界の空へ みんなで築く新ターミナル」をスローガンに、サブターミナルの建設が進んでいます。来春からこのターミナルビルが関空に次ぐ世界からの関西の玄関口として機能する事になり、神戸から海外へ行ける時代がやってきます。
ターミナルの西端部です。駐機場と往復するランプバスに乗った旅客はこの部分の降車ゾーンでバスを降り、ターミナルへと入館する予定です。
鉄骨が立ち上がり、新ターミナルビルのスケールが把握できるようになりました。
盛り土によって築かれたターミナルエントランス前の車寄せ・アプローチです。既存道路から枝分かれするようにアプローチが接続しています。
2階部分の鉄骨はグレーです。途中から継ぎ足しているようです。1階と2階の間にはスペースが設けられています。
サブターミナルとしながらも、その内実は既存ターミナル以上に充実した設備を備える予定です。これまで具体的には大韓航空やエミレーツ航空が就航に意欲を示しましたが、水面下では多くのアジアの航空会社が神戸空港への就航に乗り気のようです。関空のターミナルが手狭になる程、インバウンド需要が高まる中、第2の関西の玄関に乗り入れない手はないでしょう。
エプロンの拡張の工事も大詰めを迎えているようです。
アプローチの部分のメイン舗装が開始されています。
来春から国際チャーター便の就航が開始され、大阪万博を訪れる訪日客の神戸空港利用が見込まれますが、関空の逼迫度合いによっては、2030年とされる国際定期便の就航タイミングのスケジュールも前倒しされる可能性も出てくるかもしれません。
そのためにはサブターミナル稼働後に計画されている既存ターミナルの改修・増床についても前倒しで検討する必要があります。
神戸洋食キッチンがロイヤルホストに転換されてリニューアルオープンしました。再び窓側の席から飛行機の離着陸を眺めながら食事の楽しめるレストランの復活です。
上島珈琲店前の飲食店跡を活用した待合ゾーン・フリースペースは常に多くの人々で賑わっていますが、今回は見慣れない光景を目にしました。待合で購入したお弁当を食べている人々を目撃したのです。
フリースペース内奥にオープンしたのが「神戸空港SORAキッチン」。色々なお弁当やドリンクを販売しています。24席の専用テーブルも用意されています。
この日も各就航地へ旅立つ多くの人々が出発ロビーに溢れていました。今年度の神戸空港利用者数は再び過去最高の340万人を突破する予想が立てられています。来春以降は500万人に向けての記録更新の歩みを進める事になります。既存ターミナルをどのように改造していくのか。水面下では既に何等かの青写真はできているのではないかと思われますが、全てはまずサブターミナルの完成以降に明らかになっていくでしょう。
神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業 新ターミナルビルの鉄骨工事が進捗 既存ターミナルの改造も急ぎたい
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サブターミナル南東から南西へかけての道路沿いの電柱は
傍に側溝が設けられているので埋設されるのかと思ってましたが、
電線埋設用ではないのでしょうかね。
台湾や韓国の航空会社、更には中東のエミレーツ航空ほか
アジア圏を中心とする各国の航空会社が神戸空港就航に
意欲を示してくれる事実は大変喜ばしいことです。
加えてグアムやサイパン、日本との友好国であるパラオ
など太平洋諸島への就航も是非実現して頂き、
万博のインバウンドを契機とする国際化が生み出す
国内からのアウトバウンド需要にも対応して欲しいです。
現状半径5,000キロ圏内が目安になるなら、バリ島辺りも
視野に入るのではないでしょうか。
是非、2030年前後の国際定期便就航がスムーズに
成されるよう、現時点から可能な限り多くの路線を
誘致しておきたいですね。
国際化に舵を切って以降、拡張整備が続き完全に拡張モードに入った神戸空港。来春の国際チャーター便運航まであと7ヶ月まで迫って来ましたね。関西圏の国際便を場末感のある関空に独占させた暗黒の航空行政がやっと終結に向かいます。
国際線選択肢が2空港となり利便が大きく向上するので、利用客は皆大歓迎でしょう。またサブターミナルの機能として当初計画よりも国際便の面積比率を拡大したことは国際便誘致が水面下で予想以上に順調である可能性が高いですね。設定された国際定期便(20往復便)などあっという間に満杯となりそうです。
現在駐機場から微妙な距離の有るサブターミナル、駐機場がL字型に再拡大される計画があり、必然的にこの建物も西側・南側に拡張計画が有りそうです。将来は神戸空港も国内便旅客数より国際便旅客数が上回る日が来そうです。