神戸空港

神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業 新ターミナルビルの鉄骨工事が更に進捗 来年以降は大型機導入による利用者増を更に促進したい



神戸空港のサブターミナル整備事業は来春の開業を目指して、着々と新しいターミナルビルの鉄骨建方を中心に進められています。



ターミナルビル周辺の道路改造工事も開始されており、既存ターミナルビル周辺道路との連絡エリアも形状を変更中です。



サブターミナル建設地の東側にあった盛り土やフェンスは撤去されて、ターミナルビルが以前よりも見えやすくなりました。



真新しい道路の整備が進められています。



東角から開始されてターミナルビルの鉄骨工事も北方向と西方向に向かって徐々に拡大しています。



既に北側は躯体端までの鉄骨が組み立てられ、南北スパンが形状化しました。



中央辺りには既にエレベータタワーの鉄骨が確認できます。その背後に2階床が確認できます。



その床が確認できる部分よりも北側が出発・到着兼用の吹き抜けロビーとなります。



まだ鉄骨建方の進捗率は現状で3割程でしょうか。敷地全体に広がっていくと更に迫力のある建物になるでしょう。物流倉庫並の大きさがあります。



西側も基礎と1階床の構築が終わりつつあるようですので、鉄骨工事に移行していくでしょう。



既存ターミナルビルやポートライナー神戸空港駅とは徒歩4分位の距離ですので、屋根の付いた歩行者デッキがあれば移動は容易でしょう。可能であれば、動く歩道化ができるとベターです。ポートアイランドの南公園の設備の一部を移設したら良いのではないでしょうか。



拡大されている駐機場の整備も進んでいます。重量のある航空機が駐機するので、単なるアスファルト舗装とは異なるようです。



サブターミナルの整備と合わせて既にキャパシティがマックスに到達している駐車場機能を拡大する為、既存ターミナルビルの東側の空き地をパーキングに充てる計画です。



こちらも来春の完成を目処に工事が開始される予定です。おおよそ400台分の駐車場スペースが増える事になります。既存設備で約2,100台分が用意されているので、約20%増です。これ以上となると、立体化が必要になりますが、これまで空港利用促進に適用してきたリーズナブルな駐車料金を継続できるかどうか。



既存ビル内3階の神戸洋食キッチンのロイヤルホストへの転換が進んでいます。



内装の様子です。以前の店内がどうだったのかあまり覚えていません。リニューアルされたのでしょうか。



昨年は過去最高の搭乗者数を記録した神戸空港。来年以降も更に記録を更新していく事になる模様です。しかし最近思うのは神戸はもっと利用者を増やせるポテンシャルを有している筈で、羽田、那覇、新千歳等のドル箱路線に就航するスカイマークの路線には大型機材の早期導入を検討して欲しいと思います。B737-800では限界があります。先日も羽田-神戸最終便を利用しましたが満席でした。現在の機材のみの対応では、同社も空港も機会の損失を被っています。2026年から後継機のB737MAXシリーズの導入が決定しているようですが、210席仕様の長胴型「737-10-MAX」も採用されるようです。神戸線への採用を期待していますが、相次いだB737MAXの事故によって導入計画に支障が生じるのかどうかは定かではありません。

関連記事
神戸空港

神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業 新ターミナルビルの鉄骨工事が進捗 既存ターミナルの改造も急ぎたい

2024年8月19日
こべるん ~変化していく神戸~
開業まで7ヶ月に迫ってきた神戸空港サブターミナル。5月に鉄骨工事が開始されてから早3ヶ月。段々と躯体が完成形に向かって着実にその歩み …
神戸空港

「神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業」事業者の公募が広告される!神戸らしい、日本らしい空間を有するターミナルの実現へ

2023年3月1日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸空港の国際化と発着便数拡大に向けた第一段階の対応策として、神戸市は既存ターミナルの西側にサブターミナル施設の建設を計画しており、新タ …

POSTED COMMENT

  1. オーシマ より:

    国際化まで1年を切り、大韓航空・エミレーツ・エアアジアなど続々と神戸就航に前向きな声が上がってきていますね。
    サブターミナルは全体の半分も出来ていない感じでしょうか?秋頃までには外観が完成していると思いますので、楽しみに待ちたいと思います。
    空港駅までの歩行者デッキも作る方針とのことですが、報道を見る限りサブターミナル開業までには間に合わなさそうですね。何で最初から計画しなかったのか非常に残念です。

    P.S. 新たに整備される駐車場の収容台数は400台とのことです。今後の需要予測を考えると全然足りないでしょうね。
    https://www.kobeairport.jp/news/12502/

  2. こまったちゃん より:

    メインターミナルの横を駐車場にするくらいなら、サブターミナルはあそこの場所であるべきだったと考えます。
    そうすれば、メインとつないで連続的な再整備ができましたし、搭乗橋も(内際共用の形で)柔軟な整備ができたからです。

    神戸空港、ちょっと「外しつつある」感じがして心配です。

    飛行機が目の前に見える場所に車止めて、わざわざバス搭乗のサブターミナルにスーツケース転がして行きますかね?また、行ったとして次も使いますかね?旅客の気持ちがあまり考えられてない感じがします。

    従って、チャーターやLCC系の国際線はともかくとして、国内線やビジネス系の国際線であそこに移動するような会社は「ない」ように思います(あっても一時的で、いずれ撤退する)。

    サブターミナルを活かしたいのなら、アクセスの再整備が不可欠だと思いますし、それは今のポートライナー+メインターミナルを「上回る」利便を提供する必要があります。

  3. EYESTAR より:

    段々と姿を表しつつあるサブターミナル外観を拝見していると、
    来年度以降、国際チャーター便を利用する海外の観光客や
    増便となる国内線の利用客、航空従事者や店舗スタッフなどで
    大いに賑わう情景が目に浮かび、心が躍ります。

    どこの国々のチャーター便をどの程度誘致できているのか。
    国内線は新たな就航先が決定しているのか。
    サブターミナルビルのお披露目とともに、楽しみな要素で
    いっぱいですね。空港利用者数も順調に推移しており、
    将来の大型國愛空港化へ向けて先行きは明るいと思われます。

  4. EYESTAR より:

    国際空港化へ、の誤りでした。

  5. S.Y. Kobe より:

    拡張整備の進む神戸空港ですが、国際定期便就航の2030年時点でのターミナルビル拡張整備の全体像がまだはっきり示されていません。整備方針がパズルのように刻々と変化しているように思えます。

    空港第3駐車場整備工事も公告され現ターミナルビル東側に建設されますが、神戸市の計画図面を見ると平面駐車場で400台前後の収容台数となっています。

    建設地はもともと現ターミナルビル拡張用地で駐機場の目の前。いわゆる空港の一等地です。恒久利用の駐車場とするなら多層の立体駐車場とし高度利用するべきですが、今回は平面駐車場なのでこれも暫定利用なのでしょうか。 

    現ターミナルビルは西側に、サブターミナルビルは必要があれば南側に拡張整備される可能性が高いと思いますが、両者の間には管制塔を含む空港管理施設があります。将来はこれらも再配置の対象に成るのでしょうか。 なかなか先が読めません。

  6. ABC より:

    現在の第1・第2駐車場を立体化しようにも、現状工事によって閉鎖できるほど余裕がなく、かといって離れた場所に臨時駐車場を設けると利便性が悪化することから、立体化のための暫定平面駐車場として第3駐車場を建設しているのではないか?と睨んでいます。
    旅客メインターミナルの拡張が決まれば、こんな平面駐車場くらいは簡単に解体できますしね
    いかんせん民営化していることで関西エアポート神戸の意向を組まざるを得ないところが市としても動きにくいんじゃないかなと思います

  7. k より:

    サブターミナルとポートライナーを結ぶ歩行者デッキに期待です!
    万博期間中に設計を終え、終了直後(2025年11月頃)から着手するようなスピード感がほしいですね

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です