クーリングタワーの移設工事が市庁舎敷地北端で進められてきましたが、設備の目隠し壁の設置に加えて周囲の広場整備が大詰めを迎えています。
整地された砂利の上に路面タイルが敷設されました。一部は植栽が行われています。
花壇の整備が進んでいます。
一部には芝も敷かれました。今回の冷却塔移設ですが、こうべ花時計同様に仮移設という位置付けのようです。また今後は3号館の解体跡地に新中央区総合庁舎の建設が進められると共に2号館の西側にあるEC(エネルギーセンター)の建替も計画されています。
1年前にも市庁舎2号館解体及びEC建て替え基本計画策定委託業務について公募が実施されていましたが、これは不調に終わりその後は音沙汰がありませんでした。そして先週14日に再度、神戸市は「(仮称)本庁舎エネルギーセンター棟建設他設計業務」の公募型簡易プロポーザルを公告しました。
現在、エネルギーセンターは2号館の西側にあり、またそのすぐ南側には2号館別館があります。
新たな再整備方針としては現在の2号館別館のある場所に新たなエネルギーセンターを建設し、各庁舎へと電気や熱エネルギーの供給を行うとしています。昨年は1号館と2号館の間にEC棟を建設する案と新2号館内に合築する案の2案が示されていました。
今回、想定される新EC棟の規模は地上8階 地下1階のRC造で最高高さは60mです。現状から考えるとかなり大規模な建物になる模様です。
現在のエネルギーセンター周辺の様子です。今回のプロポーザルでも2号館や同別館、現ECの解体と新ECの設計を担う事業者を募っています。今後のスケジュールとしては2号館の解体を20年6月から開始し、21年5月までの完了を予定。その後、21年6月から23年5月までの工期で新EC棟を建設。従って2号館跡での本格的な建設はその後になる模様です。公民ミックスの新庁舎は当初からの見込み通り、音楽専用中ホール、庁舎、そしてホテルという構成の複合ビルとなるようです。
また昨日、本格的な建替開始準備の為、2・3号館に入居する部局の移転先やスケジュールについて神戸市から公式発表が行われました。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2019/06/20190618111801.html
本庁舎再整備に伴う関係部局の移転
EC棟新築と2号館の解体事業者を公募する今回のプロポーザルが再び不調に終わると本庁舎再編の全体スケジュールに影響しますので再度の失敗は許されません。
神戸市庁舎2・3号館建替に向けてEC棟を先行整備 庁舎内部局の移転も開始
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EC棟は、たぶん段差のある西側の中央区役所と面一の高さで実質高さ50mぐらいになる感じなんでしょうね。
やはりパースを公開しないので分かりずらいです。
ところで神戸新聞がヴィーナスブリッジからの眺望規制を大きく取り上げ、さっそくリベラルサヨク市民にアピールし始めました。
この新聞の論説委員が景観審議会のメンバーなので、これからこの景観規制を紙面を使って始終取り上げると思います。
こういうのを偏向記事と言うんでしょうね。
嫌な新聞です。
神戸新聞社は、震災後に都市再生緊急整備地域の指定を受け、認定民間都市再生事業として、公共施設整備を伴う事業としてミント神戸を建設しました。この事業は、規制緩和により容積率を800%のところ、限度いっぱいの1600%とする事で成立しています。神戸新聞社は規制緩和なしに新聞会館を同規模で再建できたでしょうか。答えはノーです。
彼らは再開発(既存ビルの建替え事業)の事業収支を合わせる難しさを熟知しているはずです。
私は、国が指定した貴重なエリア内の事業ですからどんどん緩和を申請して、ワンランク・ツーランク上の建物への建替を推進するべきだと思います。それには大賛成ですが、自らは途方もない緩和を受けながら他者の開発には規制を促すなんて、とても信じられないですね。ヴィーナス規制は、エリア内の土地所有者への周知(エリア住民への説明と公聴会開催)も徹底されず、所有者が規制の意味を理解しないまま、その財産を大きく棄損するような規制です。
自らの財産は規制の大幅緩和により、しっかりと守り膨らませた神戸新聞社は、その辺りの検証はしたのでしょうか?報道機関としてこの態度は正しいのでしょうか?
神戸新聞社の事業名称は下記の通りです。この名称で事業内容は検索可能です。
都市再生事業の名称 三宮駅前第1地区都市再生事業