雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 勤労会館は完全消滅 サンパルや東横INNも半分の規模に縮小


サンパルを皮切りに街区内の既存建物解体撤去が開始されてから約10ヶ月が経過した神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業の事業地区。既に全建物の解体が進行中ですが、工事の進捗が顕著になってきました。



最も解体工事のスピードが早かった勤労会館についてはほぼ地上躯体の撤去が完了しつつあり、今後、地下躯体や障害物撤去に移行しつつあります。



地下の構造が既に剥き出しです。まだ1階の一部の壁が残っていますが、ほぼ瓦礫の状態となりました。



勤労会館が消滅した事で、背後の旧中央区総合庁舎や東横INN等の様子もより明らかになってきました。



街区内の1棟でも撤去が進むだけでも、ここまで開放感が出てくるとは思いませんでした。中央幹線の向かいの建物まで視界が開けました。



サンパルについても、かなりの縮小が進んできました。もう当初の半分程度の大きさになっているのではないでしょうか。



西側のあじさい通りから見ても後方の高層部が見えなくなってしまいました。



このサンパルの地上躯体が撤去されると、一挙に開放感が高まるでしょう。



東横INNとサンパルは同程度の高さとなりました。



規模の最も小さい東横INNが恐らく次に消滅する建物ではないかと思われます。



7月には新築ビルの建設工事に着手予定なので、今後4ヶ月で一気に残りの解体を進めていく事になるでしょう。



ようやく約1ヘクタールに及ぶ街区の更地化に向けた道筋が見えてきました。本体工事はかなり長い期間が地下工事に費やされるものと思われます。地上部の鉄骨建方が開始されるのは、2025年頃からでしょうか。夏以降には複数の掘削機が投入され、まさに大規模再開発が始動した様子が拝める事になるでしょう。

関連記事
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 最上部のインフィニティプールを全国区の施設へと盛り上げたい

2024年6月14日
こべるん ~変化していく神戸~
JR新駅ビルと共に三宮の新ランドマークとなる雲井通5丁目のバスターミナルビル。再開発で大きく生まれ変わる街として注目を浴びています。 …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 スタジアム型待合空間に高まる期待 バスターミナルコンセッションの行方は?

2025年6月27日
こべるん ~変化していく神戸~
隣接するビルにクレーンの接触事故があったものの、その後は順調に建設作業が進む神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。一つ心配 …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 敷地全体で掘削が進み乗り入れ構台の設置も開始

2024年5月14日
こべるん ~変化していく神戸~
サンパルの解体工事開始から既に2年が経過した雲井通5丁目再開発プロジェクト。次世代の三宮におけるランドマークタワーの誕生に向けて残り …
雲井通5・6丁目再開発

三宮駅周辺の中・長距離バス乗降場の集約にかかる基本計画アドバイザー募集の結果公表

2017年3月29日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市が雲井通5-6丁目で計画しているバスターミナルを併設した再開発ビルプロジェクトに関し、昨年より基本計画策定未に向けて民間アドバイザーを …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目第一種市街地再開発事業 サンパル内のテナント移転が開始されている 解体は来夏頃から開始か

2021年9月1日
こべるん ~変化していく神戸~
既に今年3月に施行認可が下りている神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。中央区総合庁舎、勤労会館、東横イン、そして再開発ビルの …
雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 最新図面から読み解く再開発ビルの詳細 Part1

2024年1月9日
こべるん ~変化していく神戸~
昨年9月に起工式を執り行い、現在既にビル本体の建設工事が進行中の神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。昨年末に、再開発ビル …
雲井通5・6丁目再開発

神戸市文化スポーツ局が文化大ホールと三宮図書館の移転とその概要について発表 雲井通5丁目バスターミナルI期ビル

2024年5月25日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市文化スポーツ局は、雲井通5丁目で建設の進むバスターミナルI期ビル内に整備する文化ホール及び三宮図書館についての概要を突如、発表 …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。