神戸ハーバーランドに初の外資系ホテルとなる神戸マリオットホテルが12月1日に開業しました。1993年にニューオータニ神戸ハーバーランドとして完成した神戸ハーバーランドセンタービルのホテル棟は、地上17階 地下3階の規模で、2009年まで営業後、閉館。オフィス棟、商業棟も含めてHMI社が取得し、ホテルクラウンパレス神戸として2012年より再びホテル棟の稼働を再開。

昨年、HMIがマリオットインターナショナルとの業務提携契約を締結し、保有するホテルをマリオット系へリブランドする事を発表。神戸ハーバーランドセンタービルのホテル棟は同社保有の旗艦施設である為、真っ先にマリオット化を先行させました。驚くべきは、結局、ホテルの稼働を一度も止めずに全面改装をやり遂げた事です。

施設周辺の案内や看板も刷新され、神戸マリオットホテルの名前が刻まれました。

DUO神戸からホテルへとアクセスする大階段とエスカレーターのメインアプローチの壁にもマリオットのロゴが取り付けられました。

ホテル棟内の商業ゾーンであるザ マーカススクエア神戸はこれまで通り営業を続けています。

至る所にMARRIOTT KOBEのロゴ。石壁のバックによく馴染んでいますね。

今回のマリオット開業によって、マリオットという国際的なブランド力により、海外からの観光客やビジネス客の誘致力が大幅に向上する事が期待されます。外資系ラグジュアリーホテルの進出は、都市のイメージアップに繋がり、観光・ビジネスの両面で神戸の国際競争力を高める重要な要素です。

神戸市内への外資系ホテルの進出は、これまで六甲アイランドの神戸ベイシェラトンのみでした。ここに来て、既存ホテルのリブランドという形で、マリオット、コートヤード・バイ・マリオット神戸、フォーポイント フレックス by シェラトンが開業する事になり、いずれもマリオットグループ傘下のブランドです。

新規ホテルとしての開業は、現在のところ市役所2号館跡のコンラッド(ヒルトンの最上級ブランド)に留まっています。今後は他ブランドを含めてもっと新規開業が増える事を期待したいですね。神戸空港の国際化はその需要を確実に後押ししていく事になるでしょう。
神戸マリオットホテルが開業 神戸ベイシェラトン以来初の外資系ラグジュアリーホテル進出
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神戸観光局の調査でも、神戸空港国際線利用者の7割以上が
神戸市内に宿泊していたという統計も出ていますので、
三宮やハーバーランドといった都心エリアを中心として、
更なる外資などの投入による宿泊施設の開業が期待されます。
その中でもまず、旅客や航空関係者の宿泊需要を
満たせるホテルの整備を神戸空港島内で進めてほしいですね。
ANAが投資してくれることがベストなのですが。