神戸市は市営地下鉄西神・山手線の主要駅が老朽化している事からこれらのリニューアルを進めていますが、既に三宮、新長田、名谷、西神中央の改修工事を終えており、以前より計画していた板宿駅についてもようやくリニューアルに着手しました。

まずはエスカレーターの更新工事から開始されており、階段のみが使用できる状態になっています。

階段周りのリニューアルについてはイメージパースは示されていませんが、新長田駅のように床面、壁、天井の化粧直しが行われるものと思われます。

新長田駅では床は他駅とは異なり、全面に渡って煉瓦が採用されて表面の傷みは目立たない状態だった為、床の更新は行われませんでしたが、板宿駅の場合はそうは行かなさそうです。

10月から着工したリニューアル工事の工期は約2年。2027年9月まで行われる予定です。エスカレーターの改修は来春までを計画しています。

全体的に新長田駅よりも老朽化が著しく進んだ板宿駅。開業から40年以上が経過しており、全面の美装化が望まれます。

エスカレーター以外の改修工事は改札外コンコースにて進められています。壁や天井パネルの一部が既に撤去されており、仮囲いも設置されました。

板宿駅は市営地下鉄だけでなく、山陽電鉄板宿駅とも接続しており、1日の乗降客数は約29,000人に上り、交通結節点である事により地上には須磨区内最大の繁華街が形成されています。

その玄関口である板宿駅のリニューアルはエリアの活性化における起爆剤の一つです。ただ他駅では駅舎の改修に留まらず、駅周辺の再整備を行っていますが、板宿の場合は特に駅周辺のリニューアルプランはありません。商店街には活気もあり、賑わいも感じられます。ただ立ち並ぶ施設は老朽感が出ている建物も多く、あまりマンション開発等も盛んではありません。利便性の高い商住混在の街としてもっと注目されても良い街かと思います。
地下鉄西神・山手線板宿駅のリニューアル工事が着工
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