外観が完成したジーライオンアリーナ神戸周辺も来春のアリーナ開業に合わせた完成を目指して整備工事が進められています。
アリーナへのメインアプローチとなる臨港道路と第2突堤を結ぶ道路改良工事は、歩道の拡幅が進行しています。
従前とは異なるしっかりとした歩道が構築されています。
仮囲いの中の道路東側は老朽化した倉庫ビルが解体されましたが、現在は、アリーナの建設事務所の用地として活用されています。アリーナ完成後にはどのように開発されるのでしょうか。
西側は住友倉庫跡地と一体化されており、東側よりも幅員の大きな歩道が整備されています。街路樹やデザイン街灯が設置される計画です。
倉庫跡地は更地化されましたが、暫定利用の為、緑地となる予定です。ジーライオンアリーナ神戸で開催されるイベントの為にエリアへ来街した人々の滞留ゾーンとしての役割も果たすものと思われます。
テントが設置されて、アリーナで公演するアーティストのグッズ販売や関連イベントが行われるのではないでしょうか。キッチンカーの出店によって公演前に胃袋を満たしたい来場者の利用も見込まれるでしょう。
臨港道路の歩道整備も同時に進められています。ひとまずはアスファルトの仮舗装が行われ、これからインターロッキング舗装や街路樹、街灯の設置工事が進行する事になります。南側は既に電柱地中化が完了しています。
突堤基部は土地の嵩上げが行われています。嵩上げを進める理由は定かではありません。
倉庫跡地は1ヘクタール近くの大きさがあり、非常に開放的な空間が出現します。アリーナによって十分な集客効果がエリアにもたらされる事が証明された後、満を持して、この土地の開発事業者の公募が実施される事になるでしょう。タイミングは2年後位が目途と予想しています。
アリーナの敷地内の外構工事の進行と共に水域の傾斜護岸の整備も着々と進められています。未だ完成形がどのようになるのか示されていませんが、来街者が水辺を楽しめるスポットになります。
旧岸壁の際に設置された柵はもう不要ですので、いずれ撤去される事になるでしょう。
護岸の中央はコンクリートで固められており、水際は大判の板状砕石で覆われています。
水の中の傾斜も以前より遥かに緩やかに改造されています。
四角いコンクリートのベースが築かれています。更にこれを何らかの形で覆う事になるのでしょうか。
水域内は非常に波が穏やかになりました。まるで凪のようです。明鏡止水とは言えませんが、船舶の係留や親水空間には適した環境が整いました。
その環境を作り出したのが、突堤先端を水平に横切る波除堤です。
完全体となった堤。通常の波は全て跳ね返す事でしょう。暴風時の高潮の際にはどこまで効果を発揮するのでしょうか。
完成後には岸壁沿いには柵等は設けず、このまま先端まで行けるようになるのでしょうか。新しい眺望スポットとしても期待が寄せられます。
突堤と接合する部分の構築が最終的な作業となるようです。
今後、第1突堤緑地の再整備も一連の工事に加わる形で開始される模様です。アリーナが開業した後もまだまだ変貌は続いていく事になります。
新港第1・2突堤周辺の再整備の進捗状況
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