中核集客施設の神戸ポートミュージアムが開業し、賑わいが生まれている新ウォーターフロント街区の新港町ですが、現在、メインとなる立体駐車場棟とKPMを連絡するのは1階の狭い通路のみです。駐車場棟のエレベーターも3機中、2機は2-RF階のみを行き来する設計となっており、2階から接続する歩行者デッキの開通が待ち望まれています。
KPMと同時に供用開始になるのかと思っていましたが、橋の躯体が出来たところで工事は休止状態に一時留め置かれていました。しかしここに来て仕上げ工事が再開されています。
南側街区で既に供用開始されているデッキと共通のデザインが採用されており、手摺は格子状のアルミ製です。
臨港道路を跨ぐ橋の仕上げも進みます。全面がダークグレーに塗装されて雰囲気が変わりました。
左側半分は手摺にガラスが取り付けられています。
ビル群の間を貫くデッキは都会的です。このデッキ上から眺める将来の臨港道路沿いの景観に想いを馳せるとワクワクしますね。
デッキ床の仕上げも供用開始している部分と同様です。
このデッキと接続しているKPMやステージフェリシモ周りの南側のデッキは既に完成しており、全面的に供用が開始されています。
ステージフェリシモの2階部分に直結したデッキ。KPMとフェリシモチョコレートミュージアムを結んでいます。
その途上にあるのが、1階へと誘うシンボリックな大階段。
完成イメージでは全面ウッドデッキの大階段でしたが、設計が変更されたようです。
階段の一部をデッキベンチにしています。
気候が良ければ大勢の人々で賑わう憩いのスポットになる事に間違いないでしょう。神戸国際会館のボイド空間を彷彿とさせます。
フェリシモ本社南側の低層棟内には都市型ワイン増醸所「エフワイナリー」が完成。3階デッキにはブドウ畑があるそうです。
先端にこの自家製ワインと軽食が楽しめる「スタンド」エリアがオープンしました。
長らく工事が行われていた最南端のデッキもようやく完成しました。なかなかデザイン性の高い仕上がりです。
デッキ上の様子です。潮風が気持ちいい開放的な空間です。
ステージフェリシモの2階南端部とも接続しています。
まだデッキの東側は殺風景な倉庫港湾エリアの風情が残っていますが、2年後には一変する予定です。
デッキから眺めたステージフェリシモ周りの様子です。
第2突堤周辺の再開発が進むと、このデッキも更に延伸や拡大が行われるかもしれません。今後の発展も期待できそうです。
三宮新港町計画・歩行者デッキネットワークの構築が進行中 南側は完成・供用開始 将来的な拡大も期待大
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク