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解体された市役所本庁舎2号館跡地で建設中の連絡ロビー・エネルギー施設は市庁舎1号館、新2号館、危機管理センター、中央区総合庁舎の空調設備の冷却塔等を担うエネルギーセンターを上層部に備え、地下階から地上2階まではこれらの施設を接続する中間位置の連絡拠点としての役割を担います。
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プロジェクト概要
仮称)連絡ロビー・エネルギー施設他建設工事
所在地 神戸市中央区加納町6-5-1
事業主 神戸市都市計画局
敷地面積 9,512.87平方メートル
建築面積 973.93平方メートル
延床面積 4,579.32平方メートル
高さ 49.28メートル
構造 鉄骨造/鉄筋コンクリート造
階数 地上8階/地下1階
用途 事務所・機械室
設計 神戸市都市局都心三宮再整備課
施工 明和工務店・関建工業JV
工事予定期間 2021年12月~2024年1月
現在の様子
建設予定地は深く掘削されて建物の基礎から地下躯体の構築が進んでいます。
切梁が架けられた現場。奥底では地階床の配筋が開始されています。
床や壁の配筋が行われています。
既存のさんちかと東遊園地とを結ぶ地下通路とこの建物の地下階が直結する予定です。この新通路が写真手前の部分となります。
この施設の連絡ロビー部分を介して、庁舎群を回遊する動線が構築される訳ですが、どのようにこの動線が機能する事になるのでしょうか。市職員や来庁者が利用する事は容易に想像できる事ですが、街の賑わい増に貢献する事も念頭に置いた整備として欲しいと思います。鍵を握るのは北側に建設される庁舎と集客施設を併設する複合ビルの存在です。
既存の1号館の1階についても今まで以上に市民に開放されたスペースとして活用する必要があるのではないでしょうか。再整備中の東遊園地に面した庁舎1階南側のエントランスも再度、利用できるようにして、1号館1階にも南北動線の確保を徹底するべきでしょう。
連絡ロビー・エネルギー施設の完成後、いよいよ北側の新庁舎・集客施設の建設に着手する事になります。市庁舎と民間の集客施設を組み合わせるという全国でも非常に珍しい形態を有する官民複合施設になります。強いてあげると、奈良県橿原市にある橿原市役所分庁舎は上層部に民間ホテルを有した全国初の複合施設として注目を集めましたが、神戸の例は規模や構成も含めて、今後の公共施設の再整備例としてベンチマークになるものと思われます。
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