昨春から既存建物解体と新築建物の建設工事が行われてきたJR垂水駅南側駅前の垂水駅南ビル開発事業。 垂水駅高架下の駅ナカ商業施設「PLiCO垂水」を運営するJR西日本アーバン開発が進めた駅ビル開発で、新ビルを「PLiCO垂水南館」と命名し、駅ナカ施設と一体運用を3月27日より開始しました。
地上4階建てのPLiCO垂水南館。1階には建て替え前の建物に出店していたコンビニエンスストアのセブンイレブンハートインが再出店。
駅高架との間に上階へとアクセスするアプローチが設けられました。右横にはシルバーに塗装された金網フェンスをお洒落に活用したテナント案内が造り付けられました。
2階へアクセスするエスカレーターと階段です。エスカレーターは上り専用となっています。
より上階へのアクセス用としてエレベーターも備わります。
エレベーター横のフロアガイドです。既に3階を除くすべてのフロアのテナントが開業済です。
2階の階段付近からエントランスアプローチを見下ろします。
階上はデッキスペースになっています。
2階の東側の区画には「なの花薬局」がオープンしました。
そして西側の区画には、西館に入っていたスターバックスコーヒーが移転リニューアルオープン。窓からは駅前ロータリーを見渡す事ができます。
3階はまだ開業準備中です。歯科医院が開院する予定となっています。
最上階の4階には整形外科の「あんしんクリニック垂水」が開院しました。結果として、フロアの半分は医療関連テナントであるクリニックビルとなりました。
4階のデッキからは駅周辺を見晴らす事ができ、気持ちの良いオープンエア空間となっています。
垂水神社を見渡します。
眼下には垂水駅。ゆくゆくはこの方向に垂水中央東地区の再開発ビルが立ち上がってくる様子を確認できる良いスポットになりそうです。
垂水駅の西側の様子です。
駅前の生活利便性を向上するテナントビルとしての役割を果たす機能を備えました。スターバックスが移転した西館の空き区画には垂水初となる無印良品の出店が予定されている他、東館でも食品物販のオーガニック・プラザやチョコレート専門店のモンロワール等、新たなテナントの出店が予定されており、PLiCO垂水の三館体制が整う予定です。
垂水駅南ビル開発事業 PLiCO垂水南館オープン 西館・東館は今夏に掛けて順次リニューアル
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エスカレーターを付けたのは良いですが、垢抜けしないビルですね。2Fは薬局ではなく飲食でまとめて欲しかった。
元町駅と同じく、垂水駅には西口にEVが1基あるのみで西口にも東口にもエスカレーターがありません。
兵庫県には公共交通バリアフリー化促進事業によるEV整備の補助制度があり、神戸市にも神戸市鉄道駅舎エレベーター等設置補助制度があります。どうして乗降客の多い元町駅・垂水駅のバリアフリー化を最優先させないのでしょうか?
またその気になれば垂水駅にはエスカレーターの設置は比較的容易だと思いますが何故手を付けないのでしょうか?
JRは、駅舎建替えや駅前商業ビルで利益を上げる事ばかり考えるのではなく、交通インフラを担う事業者の責任として既存駅利用者に対するサービスをもっと充実させるべきだと思います。また、行政も市県民の利便性を考えJRへ強く働きかけるべきだと思います。