新港第1突堤基部で藤木工務店の施工により建設が進められているラスイート・ルパンビル新築工事。ラスイートが運営する新たなホテルや飲食店の入る新たなにぎわい施設として期待が寄せられています。
鉄筋コンクリート造の躯体工事は地上3階にまで達しています。段々と存在感が出てきました。
建物の北側の京橋ポンプ場との間の道路もプロムナードとして整備される予定です。建物北側側面にはポッカリとした四角い穴が開けられています。
コンクリートの壁や天井に囲まれた部屋。北側は開口となっています。建物内とは一切繋がっていない小部屋です。ここに天然温泉の足湯施設ができるのでしょうか。
今秋に竣工予定ですが、現在のところ、開業ホテルの規模や概要、出店する飲食店や食品物販店の内容は明らかにされていません。ただ建物内にル・パン総本店ができる事は確かです。
新しい建物パースも公開されています。京町線の南側から眺めた新施設の様子です。南側の駐車場はこれまでの蓮に連動した和風の壁から洋風の柵や門柱に変更されるようです。ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドを移植したような意匠です。
突堤の西側にもベンチや照明が設置されるプロムナードが整備されます。対岸のメリケンパークやハーバーランドを見渡せる絶景スポットがより身近に整備されます。
対岸のメリケンパークから眺めるラスイート・ルパンビル。ホテル階の西側客室から眺める景色は蓮と同様に格別でしょう。
背後には新港町のツインタワー化中のベイシティタワーズ神戸が控えています。
遠近法でKPM・神戸ポートミュージアムとラスイートルパンビルが同じような高さに見えます。現在、新港町における集客はほぼKPMが牽引している状況です。ラスイート・ルパンビルの完成は新港町のにぎわいを更に増やす事に貢献するでしょう。
ラスイート・ルパンビルから100m程北上すると、現在、遺跡発掘が行われている神戸市の市有地があります。再開発に向けて第2突堤等と共に市に譲渡された元国有地です。
発掘の結果、勝海舟が設立し、坂本龍馬も学んだ海軍操練所跡が敷地内から発掘されたようです。既に発掘調査は完了していますが、石垣の遺構はそのまま埋め戻されたのか、それとも保存の為に掘り出されたのか。今後、この土地を民家事業者に開発を委ねるにあたり、この操練所跡活用を前提とした集客施設の公募プロポーザルが行われる可能性があります。操練所の一部を復元した博物館が無難なところですが、博物館と幕末当時の様式を兼ね添えた街道の旅籠スタイルの宿泊施設というのも面白いのではないでしょうか。訪日客にも受けそうです。
ラスイート・ルパンビル新築工事 躯体構築が進捗 ラ・スイート神戸ハーバーランドのミニ版?
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