JR西宮駅南西に位置した西宮東地方卸売市場跡地で進められている大規模市街地再開発プロジェクト。約1.5ヘクタールの敷地面積に延床面積約51,900平方メートルから成る卸売市場、商業施設、共同住宅を建設します。
建設中の共同住宅。既にタワークレーンが登場しており、地上躯体の構築が開始されています。
計画されている建物は地上35階 高さ約129mの超高層マンションで、完成すると西宮市内で最も高いビルとなる予定です。延床面積45,412.44平方メートルの規模となります。
建設を担うのは竹中工務店。同社オリジナルのシルバーマストのマストクライミング式のタワークレーン1機が投入されており、地上1階のPC柱の設置が進行しています。
敷地の西側では、再開発地区のA街区として開発が先行し、建て替えによって誕生した新市場「西宮地方卸売市場」が稼働しています。
2023年に公設と民設の市場を一つにまとめ、民設市場として一本化されました。新市場は卸売業者10社、関連業者2社及び西宮市が事業主となり、9.9億円を投じて再整備されました。開かれた市場とし、週末にはマルシェの開催も行われています。
残る敷地東側のB・C街区を活用して、建設工事が進行中です。
C街区には前述の地上35階建てのタワマンが立ち、377戸が分譲マンションとして新規供給されます。
タワーマンションは東急不動産のブランド「ブランズタワー」となり、西宮の新たなランドマークとして君臨する事になります。
B街区やブランズタワー西宮の低層部は商業施設となり、JR西宮駅に近接した新たな商業エリアとして活性化に貢献します。
地区全体の完成予定は27年度を予定しています。西宮市の中心は一体どこにあるのか。JR西宮駅、阪神西宮駅、阪急西宮北口と3つの駅周辺にそれぞれ商業地区を有します。
しかし分散化した事でいずれも規模や集積度は中途半端でありますが、西宮北口が一歩リードしている状況です。今回の再開発によってJR西宮駅周辺がどこまで食らいついて行けるのか。今後の開発とテナントに左右されることになるでしょう。
地域探訪: 西宮・JR西宮駅南西地区第一種市街地再開発施設建築物新築工事[B・C地区] ブランズタワー西宮
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