姫路

加速する姫路の再開発① キャスティ21地区


こべるんのゴールデンウィークと言えば姫路です。ここ3年連続でGWには姫路を訪れています。意図してそうしてるのではないのですが、なぜかそろそろ姫路に行かなくてはと思い立つのがGWです。従って取材としての訪問は1年振りとなってしまいました。

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「キャスティ21」と名付けられた姫路駅周辺整備開発計画はJR姫路駅の高架化から開始され、JR新駅ビル、駅前コアゾーン地区における各再開発ビルの建設、駅前広場の再構築と大手前通りのトランジットモール化、地下街のリニューアル等が順次進められてきました。都心再整備・再開発としては神戸の二歩、三歩先を行く姫路です。

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北口駅前東側に高架に沿って広がるコアゾーンはA、B、Cブロックの3つの街区に編成され、それぞれ民間業者に譲渡されました。先行したBブロックにはエミス(山陽企業株式会社)が複合商業施設「テラッソ姫路」を開業。現在は3街区の中で最大敷地面積となっている駅前広場に面したAブロックに計画されている(仮称)マルイト姫路ビル及びCブロックの神戸滋慶学園による姫路医療専門学校の2つの建物の建設が進行中です。

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マルイト姫路ビルは大阪のマルイトグループが建設し、同社のホテルモントレが中核施設として開業する複合商業ビルです。当初、地上21階 高さ100mと姫路初の超高層ビルとなる計画でしたが、建築コストの高騰から規模が2度に渡って縮小し、着工も先送りされてきました。

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最終的には地上14階 地下1階 高さ64.11m 延床面積32,182.07平方メートル 総客室数289室の規模で決定し、鹿島建設の設計・施工で昨夏に着工しました。

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宿泊機能に加えてチャペルや宴会場も備えた総合ホテルとなる他、低層部には物販店舗も入居する複合商業施設となる予定です。宿泊特化型のホテルが急増する昨今、駅前一等地という立地条件や敷地面積の大きさから、総合ホテルという選択がなされました。

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躯体工事は順調に進んでいるようです。巨大な鉄骨造の建物の建設に萌えます。奥に客室となる高層棟が立ち上がり始めています。

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客室数としては姫路最大のホテルが誕生する事になります。姫路のシティホテルと言えば、これまで北口のホテル日航姫路のみでしたが、ホテルモントレ姫路の開業によって、駅を挟んでシティホテル戦争が勃発します。

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超一等地に立地する姫路最大級のホテルとなる為、話題性は十分です。シティホテルとしての格は日航がリードしていますが、最新鋭の設備と定評のあるモントレの品質を持ってすれば、互角以上に渡り合えそうです。


敷地面積が1ヘクタール近くあるので、低層部も巨大です。手前のコンクリートが打設されている部分にはタワーパーキングが建設されるものと思われます。鹿島建設の施工で進められているこの工事ですが、仮囲いに面白い展示が沢山あるので、もし機会があればグルリと敷地を一周してみて下さい。


隣接するテラッソ姫路とマルイトビルを連結する歩行者デッキは完成済です。


将来的には駅ビルのピオレ姫路からマルイトビル、テラッソを経由してキャステイ21コアゾーン地区の各ビルを空中で結びます。


マルイトビル内を貫く形で通路が設けられる予定です。


テラッソ姫路の東側の開発用地であるCブロックでは姫路医療専門学校が建設されています。


地上8階 高さ35.1m 延床面積6,181.46平方メートルの鉄骨造の建物となります。飛島建設の設計・施工で、今年12月に竣工予定となっています。

これら建設中の建物が竣工すると、キャステイ地区コアゾーンが完成し、姫路は県都並みもしくはそれ以上、下位政令市にも迫る風格と景観を兼ね揃える街となります。


前月に開業から4周年を迎えたJR駅ビルのピオレ姫路。大成功を収め、新たな駅ビル神話を作り上げました。昨年度の売上高は191.7億円。開業初年度が171.2億円だったので、順調に売上を伸ばしています。駅ビルの本館は昨秋に開業以来初のリニューアルを行い、30店の入れ替えを実施した事が売上増に奏功したようです。17年度は200億の大台を目論んでいるようです。達成すると地域一番店の座を山陽百貨店から奪う事が現実となります。また昨年度の来館者数は3040万人という驚異的な数字を記録しています。

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ピオレ姫路は駅高架下も含めての一体運用が成されていますが、この春、再度、全体のリニューアルを実施。駅ビルの本館、ヤング館、おみやげ館、ごちそう館という構成をピオレ1、ピオレ2、ピオレ3及びおみやげ館、ごちそう館という構成へ変更。

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特にピオレ2と3に変更となった旧ヤング館には今回のリニューアルの目玉としてH&Mの誘致に成功。

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新・地域一番店の座を盤石にする布石が打たれました。迎え撃つ山陽百貨店が今後どう対応していくのか。ピオレ開業に備えて、同百貨店も大規模リニューアルを実施し、売上高は保っているものの、営業利益は下がっています。究極は建て替えが最大の有効策だとは思いますが、建設コスト及び建て替え中の売上減に耐えうるのに必要な資金は莫大です。姫路都心の活性化は進みますが、地域内競争は激化しています。



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  1. 姫路市民自称神戸市民 より:

    こべるんさんが姫路訪れて姫路参考にしてくれてるのは何か有難いな。

    姫路市民の私でさえ駅前は迷ってしまうほど様変わりしてます。
    でももっと姫路も発展してもらいたいな

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