和歌山県白浜市にある一風変わったリゾート施設「とれとれヴィレッジ」。緑豊かなエリア内にお椀型の白亜のドームハウス(宿泊棟)が複数立ち並び、その間を石畳の通りが続く、非常に「映える」事に間違いない施設です。
お椀型の宿泊棟は独立しており、宿泊者はグループ毎に一棟を貸し切ります。
この洒落た宿泊棟は何と強化発泡スチロールで出来ているそうで、断熱性は抜群かつ建築費用や工期も抑制できるという良い事づくめの建築資材です。
敷地内には合計133棟の宿泊棟が並び、自然の中のまさにヴィレッジの名に相応しい壮観な眺めが広がります。
内装です。ドアを開けると、シンプルですが洒落っ気のある玄関。
目隠しの壁で仕切られた通路。お椀型の形状に沿って壁が曲線を描いています。
部屋の造りもシンプルです。
華美なところは皆無です。ファミリーやグループの宿泊には広さは十分です。
外部の洒落た雰囲気を期待したまま室内に入ると、その普通さに肩透かし感がありますが、宿泊価格を考えると、こんなものかなと思います。
丸い天窓からも陽光が降り注ぎます。この不思議な形状と発泡スチロールという材質のせいか、室内での声や音の伝わり方が不思議で面白かったです。
敷地内には宿泊棟にパンダの顔を描いたパンダヴィレッジ、メルヘンゾーン、ファンタジックゾーンに分かれて、それぞれのコンセプトに合わせた内装構成になっています。
敷地内には大型遊具の置かれた専用パークもあり、子供には嬉しい限りです。
夜間には木立もライトアップされて雰囲気も良く、まさに「映え」に強い拘りが感じられます。
受付を行うレセプション棟。コンクリート打ちっぱなしのシンプル且つデザイン性を感じさせます。チェックイン後、ゴルフカートで宿泊棟まで案内して貰えます。
夕朝食は敷地内のとれとれ亭でバイキング。やはり海鮮は間違いなく美味しかったです。ガシラがタップリのアクアパッツァや煮付け、ハマチのカマ焼き等、豪勢ではありませんが、種類の豊富な海の幸が楽しめます。隣接する建屋は「カタタの湯」。天然温泉の温浴施設です。
敷地内には日用品やドリンク等を販売するヴィレッジショップもあります。
また道路を挟んで向かいには新鮮な海鮮物を販売する市場や飲食店の入る商業施設「とれとれ市場」や岩盤浴や温泉スパ施設「とれとれの湯」もあり、これらをまとめて楽しめる宿泊プランとなっています。
ヴィレッジの敷地の目の前に広がる入江には「カタタの釣堀」があり、海上釣堀でタイ、イサキ、ハマチ、シマアジ等の大物釣りを楽しむ事ができます。傘竿やエサ、仕掛け、発泡スチロールも完備。手ぶらで釣りが楽しめます。
2時間でタイを4匹ゲット。もっと釣れたのですが、かなりの魚を空中でバラしてしまいました。
これらの釣り上げた魚はとれとれ市場で捌いて貰えます。その場で刺身定食として食べても良し。持って帰るも良し。我が家はとれもれの湯で汗を流して、持ち帰り、刺身、アラ汁、鯛めしと鯛づくしを楽しみました。
小洒落た宿泊施設と海の幸を組み合わせた異色のリゾート。それもその筈。この施設の保有・運営を行なっているのは堅田漁業協同組合。リーズナブルな価格でユニークなサービスを提供する施設として、ファミリー、カップル、友人との旅行で他と異なる体験を考えるなら面白い選択肢かと思います。アドベンチャーワールドからも至近距離にあります。
漁協がリゾート施設運営という発想は面白いです。神戸でも須磨や舞子にこんな施設があると面白いと思います。廃墟化してしまった須磨浦海釣り公園と須磨浦公園のリニューアルにこうした宿泊・温浴施設を組み合わせて再生出来ないでしょうか。須磨シーワールドが至近距離となれば、人気を博すような気がします。
和歌山・南紀白浜とれとれヴィレッジ宿泊記 コテージ風の宿泊棟は写真映え間違い無し!魚介の美味しい海鮮リゾート
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漁協としての強みと市街地に比べ安価な土地を上手に利用した魅力ある施設だと思います。とれとれ市場や海上釣り堀を加える事で更に面白く1日遊べる施設になっている。
神戸市では地価が高く、大都市の漁協は格安に魚を提供する必要もないのでこの手の施設は難しいと思います。
須磨シーワールド予定地では遊園地やいるかスタジアムの解体が終わりシーパル須磨の解体が始まっています。
通りすがりであまりよく見て無かったんですが、一番東側のホテル予定地付近では、くい打ちが始まったのか?ボーリング調査なのか?始まったようです。
いや〜南紀白浜とれとれヴィレッジ、知らなかったです。発泡スチロールとは面白い建材ですね。大阪の人はよく白浜に行く、白浜にはよく行ったという感想を聞きます。
神戸からとなると電車なら最低2回の乗り換え、また車だとかなり遠距離になるので長いこと行った事が無いです。でもこれは楽しいですね。須磨や舞子にこんな施設が出来ればいいのですが、神戸の場合はまず道路の狭さ、アクセスに難アリと、新しい水族園にしても、それだけでは数年で飽きられます。親水レジャー施設、宿泊棟、水族園プラスαが無いと、全国に何十と同じ箱物があるんだから、よほどの「目玉」が必要です。
私が住んでいるところは若干高台にあるので、東に関空。紀伊半島の先が海に呑まれる端や、南は淡路島があるので、毎日暇さえあれば、ジーッと眺めてます。