兵庫県私学館建替

兵庫県私学館建替プロジェクト 地上18階の住宅棟と事務所棟が2023年竣工予定



JR元町駅北側の北長狭通4丁目の兵庫県私学会館が建て替えられる事が判明しました。同会館は3月末に閉館しており、既に地質ボーリング調査も実施済のようです。



現地には「建築計画のお知らせ」が掲示されています。同会館の敷地面積は1,688平方メートル。ここに地上18階 高さ58.3m 延床面積7,512平方メートルの建物が建設される予定です。計画名は(仮称)兵庫県私学会館建替プロジェクト。敷地内には事務所棟と共同住宅棟の2棟の建物が計画されています。高さや延床面積は住宅棟の規模を示しているものと思わえれます。

事業主は関電不動産開発です。私学会館を新会館に建て替えつつ、その敷地内に分譲マンションを建設する事で建て替えに掛かる建設費を賄うというプロジェクトなのでしょうか。建物の設計を担うのはスタイリッシュな共同住宅設計に定評のあるIAO竹田設計が担当。施工者は鍛冶田工務店。



建築計画のお知らせと共に掲示された「開発事業計画のお知らせ」です。こちらには敷地配置図が示されています。



東西に延びた変形三角形の敷地は西面と北面が道路に接しています。敷地西端に事務所棟、中央部に共同住宅棟、東端に駐車場が配置された敷地計画となります。



現地には南側から眺めた完成予想パースも掲示されました。事務所棟は地上4階建のようです。これまでの兵庫県私学会館を新築に建て替える模様です。そして地上18階の住宅棟は65戸の分譲マンションとなります。関電不動産開発による開発であれば同社の「シエリア」ブランドになるでしょう。



私学会館の1階で営業していた老舗洋食屋の「ハナワグリル」も3月末を以て閉店しました。



これから既存建物の解体が開始されます。工事がスタートするのは12月中旬頃。工事の完了は2023年9月上旬と3年弱の長期工期になる模様です。



このタイミングでまた新たにタワー型の分譲マンションプロジェクトが浮上してくるとは思いませんでした。再来月から都心地区では1,000平方メートルを越える敷地に建設される建物においては建物内に占める住宅の容積は400%が上限とされる条例が施行されます。この計画は同例が効力を持つ前に建築申請が許可された滑り込み案件なのではないかと思われます。高さは58.3mですが、建設地は標高がある為、最上階の眺望は70~80m級と優れたものになるでしょう。

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