JR元町駅すぐ北側は北長狭通4にあった旧兵庫県私学会館。約1,700平方メートルの敷地があります。同会館事務局は移転し、建て替えに向けて既存建物の解体工事が開始されました。
敷地には仮囲いの設置と標識類掲示が行われました。
この計画は関電不動産開発が手掛けており、敷地の西側に新会館となる地上4階建の事務所棟、東側に地上18階建・65戸の住宅棟を建設するもので、2棟の延床面積は7,512平方メートルとなります。設計はIAO竹田設計が担当。
敷地計画です。北側には公開空地も設けられます。高台に立つ為、住宅棟からの眺望は低層階でも開けているものと思われます。この住宅棟は複合開発にする事により、敷地面積1,000平方メートルを越えていますが、神戸市の住宅建設規制の制約は受けないものと思われます。
既存建物の解体は年末までを予定しているようです。
敷地計画から読み解くと、新築建物は既存建物のあった部分に沿って2棟を建設するように思えます。既存建物の基礎を活用する可能性があるのかもしれません。住宅建設規制が導入された今、今後は都心で今回のような18階建前後のスリムなマンションが急増する可能性もあるでしょう。これまでホテルに奪われていた開発用地も再びマンションに返り咲くかもしれません。