兵庫県私学会館建て替え計画 シエリア神戸元町新築工事 タワークレーン登場 地上躯体工事が開始される

JR元町駅北側は北長狭通4丁目の兵庫県私学会館敷地内で鍛治田工務店の施工で進む同会館の建て替えと関電不動産開発の分譲マンション「シエリア神戸元町」。会館の建て替えをマンション開発とセットで行う再開発プロジェクトです。八幡通で三菱地所レジデンスが小野八幡神社敷地内で行ったマンション開発と手法は同様で、こちらも建物は購入者の区分所有となりますが、土地は定期借地権の設定になっています。

プロジェクト概要

建設状況の様子

敷地内には既にタワークレーン1機が稼働していました。基礎工事は既に完了しています。施工する鍛治田工務店の実績を確認すると、タワー型のマンションは大阪でプレサンスタワー北浜(20階)が最高層の物件で、シエリアシリーズも数棟の実績があるようです。



足下ではマンション棟の地上階の柱や壁の配筋が進行していました。



この躯体はまだマンション棟のみで新会館となる事務所棟の建設は基礎工事のみで留められているものと思われます。



敷地全体の竣工はまだ2年後なので、低層鉄骨造(？)の事務所棟は1年後からの着工でも十分に同時完成が可能です。



既存建物の解体工事も含めての工期ではありますが、3年近くを要するので施工スピードはゆっくり目です。

65戸全邸南東向きで広さは59〜100m2。販売はまだ開始されていません。タワーマンションの販売は現在、住友不動産レジデンス、和田興産が行なっていますが、関電不動産開発もこのシエリアに続いて新港町のベイシティタワーズEASTの販売をこれからに控えています。



都心の駅近でありながら、静寂と落ち着きを享受できる稀有な住環境が売りのこの物件か近隣で分譲済みのレジュールザ・元町駅前も即完売していたので、比較的戸数の少ないこのマンションも売り切るのにそう時間は掛からないでしょう。竣工前の完売は確実かと思われます。

次の定借権を活用した既存建物建て替えとマンション開発をセットにしたプロジェクトがどこで行われるのか。