待ちに待った開発計画が遂に動き出しました!関電不動産開発による「三宮町1丁目プロジェクト」が着工に向けて準備工事を開始しました。
三宮中央通りに面した旧播州信用金庫三宮支店跡地(敷地面積1,008.15平方メートル)は長らくタイムズパーキングとして運用されてきました。2017年12月に関電不動産開発が取得し、翌年18年5月には同社グループの運営するKFパークに衣替えを行いましたが、依然として駐車場として暫定利用されていました。そして以降2年の歳月を経て、とうとう開発がスタートしたのです。
アスファルトで固められていた敷地内は舗装が剥がされて掘削が始まっています。
各種標識類も掲示されました。高松建設大阪本店がプロジェクトを受注しています。設計も同社が担います。労災保険関係成立票から予測される工期は2022年1月末まで。
1棟丸ごと賃貸オフィスビルの建設は2018年竣工の磯上通のリリープラザワンビル以来となります。しかし同ビルは日本イーライリリーの本社として1棟借りとなった為、新規オフィス床の供給とはなりませんでした。それ以前となるとP&Gジャパンの入居する三宮ビル北館の竣工した2015年以来です。
来年は神戸阪急ビル東館、GLION本社の入る「GLION Awa‐sBuilding」等のオフィス床が供給されますが、22年にはこの三宮町1丁目プロジェクトが完成し、2年連続で新規オフィスビルの竣工が続くことになります。
建設されるビルは地上12階 延床面積8,405.59平方メートル。1-2階は店舗テナントとなり、3-12階の10フロアが賃貸オフィスとなります。1階にはピロティが設けられる他、2階の外壁にはアルミカーテンウォールが採用され、店舗とオフィスフロアでファサードの表情に変化をつけています。
関電不動産開発は昨日掲載した兵庫県私学会館の建替プロジェクトを始動させる他、今月は三宮新港町計画の「ベイシティタワーズ神戸EAST」の建設工事にも着手する予定と大型プロジェクトが目白押しです。
ちなみに西側に隣接するウエシマコーヒーフーズの本社ビルは和田興産に売却されたようで、ビルの名称は「ワコーレ神戸三宮ビル」に変更されています。三宮中央通りは神戸の都心部を東西に貫く目抜き通りに相応しい大通りです。高度利用が必須のこの通りにおいて、長年に渡ってこの土地が駐車場として暫定利用が続いていた事は由々しき状況でしたが、ようやく解消される事になります。
通りを挟んで向いではダイワロイヤルが同じく長年、時間貸駐車場だった土地に地上16階のホテルを建設中です。同時期の着工を迎え、ほぼ同時期に完成を迎える予定の二つの大型プロジェクト。ダブル鉄骨建方というミラクルな状況も実現する可能性が高いものと思われます。通りの西側ではF・O・インターナショナル本社跡地が解体されて同じく関電不動産開発系列のコインパーキングであるKFパークが入れ替わりで開業しましたが、年末には新テナントビルの建設が開始される予定です。これらの新規プロジェクトによって今後、三宮中央通りに活気が漲ります。
関電不動産開発 三宮町1丁目プロジェクト新築工事が遂に始動! 2022年1月に新築オフィスビル完成
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