今年もJR三ノ宮駅前南側の歩行者デッキを中心に冬のイルミネーションが開催されています。「1,000mの光の回廊〜KOBE LIGHT Message〜」は、2008年の第1回から数えて、今年で14回目の開催となり、三宮の冬の風物詩としてすっかり定着しています。
JR三ノ宮駅ビルの再開発がスタートしている為、デッキは分断されてしまっていますが、残っているデッキを使ったイルミネーションが来街者を魅了しています。
駅前広場の植栽には光のチューリップ畑が誕生しました。
この「光のデッキ回廊」事業は、神戸三宮周辺の商業施設や鉄道事業社、ホテル、銀行が協力し、三宮駅南一帯の地域を活性化させることに加え、電力の一部に自然エネルギーを取り入れるなど、環境意識の啓発を図る事も目的としています。今回のテーマは「街の活力向上・地域連携・エコロジー」です。
開催事業者は「三宮駅南・光のデッキ回廊委員会」ですが、メンバーの鉄道事業社にJR西日本、阪急電鉄、阪神電車、神戸新交通、商業施設はミント神戸、さんちか、神戸阪急、神戸国際会館SOL、サンシティ、神戸マルイ。そして銀行は三井住友銀行が参加。また今回は竹中工務店も参画しています。
竹中工務店はJR三ノ宮新駅ビルの設計、施工を担います。現在、駅前広場で暫定的に開催されているイベント広場「&3 Park」は来年5月末までの期間とされているので、6月にはいよいよ新駅ビルが着工するものと思われます。駅ビル開発がスタートすると、デッキの再編も開始される可能性が高く、このイベントの開催も来年以降は在り方が変更されるのかもしれません。
JR三ノ宮駅中央改札と西改札を繋ぎ、フラワーロードを跨ぐデッキはブルーライトによる真っ青な光の演出によって、幻想的な雰囲気が醸し出されています。
通行する人々も時折、足を止めて、まもなく始まる冬の雰囲気を一足先に感じているようでした。
距離を置いて眺めるデッキです。無数のブルーの電球に覆われています。
ブルーライトはメインのデッキ全てに取り付けられています。
三ノ宮駅と神戸阪急を結ぶ中央デッキもブルーライトで彩られています。
通路中央の植栽の中にはLEDの花々がピンクの光を放っています。
神戸阪急に誘う青光のアプローチ。
南側から見ると、中央幹線上のデッキとフラワーロード上のデッキが重なり、無数の青の電球によって、幻想感が増します。
合計10万個の電球が投じられていますが、このブルーライトに半分以上が占められているのではないかと思われます。
それ以外のデッキは白基調の電球がメインとなっています。
この光の回廊イベントに合わせて、神戸阪急北側のグランパティオにはクリスマスツリーが登場しました。
メイン中央のツリーの高さは8m。
いよいよ街はクリスマスに向けて雰囲気が高まり始めました。商業施設でもBGMにクリスマスソングがちらほらと聞こえ始めています。
少しまだクリスマスの雰囲気には気候が暖かいですが、イルミネーションを見に行くのには寧ろ外出しやすいかと思います。
ミント神戸の正面エントランスや軒先もクリスマス一色で飾られています。
リースや可愛らしい電飾が連なっています。光の回廊〜KOBE LIGHT Message〜は12月25日まで開催されています。
おまけですが、神戸交通センタービルと神戸三宮阪急ビルのライトアップの共演です。将来的にはJR駅ビルやバスターミナルビル等もこの競演に加わる事になるでしょう。その頃、駅前デッキの様子も大きく様変わりする事になり、この光の回廊イベントもより大きな規模で開催されるようになるのかもしれません。
三宮 1,000mの光の回廊〜KOBE LIGHT Message〜 が点灯開始 神戸阪急前グランパティオにはクリスマスツリーが登場
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JR神戸線の人身事故が相次いで増えて4日連続の人身事故とTwitterのトレンドに挙がっていますね。
世情や個人の問題ととても難しい話ですが他人ではありますが一人一人の人間が命を絶ち、それが身近な場所で身近に使う物によってほとんど毎日起こってしまっているのは、都市開発によって豊かな街や便利になり喜ぶ人が増える事も好きな自分としては気にしないようにしていましたがさすがに心が痛いです。
「飛び込んでしまおう」という心情を都市開発やデザイン目線で和らげたり防ぐことはできないのでしょうか?
こべるんさん、特集をお願いしたいです。