新港突堤西地区再開発

三宮新港町計画 文化施設棟(水族館)のデザイン協議成立 全ての施設のデザイン出揃う


三宮新港町計画において最後に景観デザイン協議が成立した文化施設棟。協議内で使用された東側から俯瞰したパースも公開され、やはり全周外壁の設計である事が判明しました。円筒という基本コンセプトは維持するものの、イメージとして当初示されていたインパクトは削がれて、現実的な形状となりました。外から水槽が見えていたら、やはり維持管理面や生き物に与える影響から問題なのでしょうね。屋上のテラス設置や緑化は行われるようです。

施設名 (仮称)三宮新港町計画 文化施設棟
住所 神戸市中央区新港町112-2
事業者 合同会社AQUART
規模・構造 地上4階 地下1階 RC造
高さ 21.73m
敷地面積 5,328.12m2
建築面積 3,062.85m2
延床面積 7,290.00m2
設計 大成建設
施工
用途 博物館(水族館)
完成年

現地では着工準備のためか、プレハブの建設事務所が設置されました。


よく見ると、完成予想パースには先日、完成した岸壁沿いの緑地広場の木製ベンチが描かれています。

これで建設が予定されている三宮新港町計画の全ての建物のデザインが確定し、公表されました。


フェリシモ・クリエイティブ・ランド


GLION本社ビル


住友不動産・関電不動産開発 住宅棟



駐車場棟


今後は建設の進行と共に開業する集客施設の概要が少しずつ明らかになっていくものと思われます。
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POSTED COMMENT

  1. H3O より:

    水族館は使用の問題でシックで地味になりましたが、逆にこの広大な無地の壁面を大型デジタルサイネージで囲ったり、夜はプロジェクションマッピングなど使って動く魚の動画を表現してほしいですね。
    神戸市や景観審議会はほんとに考え方の違いだと思いますが、デザインに対する感性がインパクトに欠けると思います。

  2. ピクニック より:

    ん~やはり保守的なデザインに落ち着きましたか。
    全面ガラス張りとは言わずとも、ポートタワーに次ぐ新しいランドマークを目指してデザインして頂きたかったですが少し残念です。
    こうなってしまえばH3Oさんの仰る通りプロジェクションマッピングで見せ方を工夫するか、サービス面をとことん拘るしかないですね。
    アクセスの課題も見えるこの地区に、これほど無難な建物で、無難な展示に入場料が2000円以上してしまえば、総スカンを食らいかねないですね。

  3. Sannomiya Worker より:

    住友倉庫が「ポートアイランドに延べ5万平米の新倉庫を建設/20年12月の完成めざす」との事ですので、新倉庫竣工の暁には新港町の倉庫は早期に解体、再開発される事を期待します。
    https://www.constnews.com/?p=72359

  4. kingi より:

    まあでもこれはこれで結構インパクト有るデザインだと思います

  5. sirokuma より:

    完成形を見ないと何とも言えませんが、ここまで当初のイメージCGと異なるのは問題だと思います。流石にガラス貼り水槽は無いにしても、潤いを感じないし華やかさが違い過ぎる(笑)。神戸市さん!イメージパースだからって、実物とは異なると、なんぼキャプション入れたってさ、羊頭を懸けて狗肉を売るような仕事はいかんでしょう。

  6. 破壊市長 より:

    正直がっかりですね。

    協議の経過及び内容(設計段階)を見ると「6.神戸市長からの意見に対する景観影響建築行為予定者からの回答年月日及び内容」で外観に触れられているので神戸市長からの物言いがあったのだと思います。彼は神戸市を本気で衰退させる気ですから。

    2−3年で水槽は取り壊されて、ダイソーやしまむらあたりのテナントに入れ替わって5年後くらいに閉鎖されていそうです。

  7. TMK より:

    水族館は本当に面白みのないデザインでがっかりしました。水槽がダメでも巻貝の形とか出来たはず!せめて明るい色を使ってほしい。無理ならいっそ横浜の「大さん橋」のように隠れたっていいのに(笑)。
    一番神戸らしいあの場所に暗くてつまらない建物をこれ以上増やさないでほしいです(蓮もがっかりだったので)。デザイン都市神戸は一体どこにあるのでしょうね…

  8. ヒーコ より:

    何コレ⁇ やっぱり? ガッカリ!

  9. sirokuma より:

    景観審議会のメンバー構成が悪いんじゃないでしょうか?
    委員の年齢は存じませんが、これまでの提案を見るとどれもこれも古臭く地味、旧居留地に代表される古い街並みの風景・色彩・形状が全ての基本で善(=神戸らしさ)であり、そこから逸脱するような色彩や形状などのデザインは全て悪(=神戸らしくない)という時代おくれな提案を繰り返すしか能が無く、活力に富む新しいものを生み出す発想は皆無のようです。
    彼らの手に掛かると、建物が活力を失いみるみる色褪せていきます。彼らの感性・思考では新しいものは何も生まれてこないと断言できます。
    本来建築は自由であるべきです。そして、彼らが必至で守ろうとしている旧居留地や異人館の一部建物のように第一級の建築物は芸術作品にもなり得るものなのです。
    彼らは各界の識者という事ですが、息苦しい規制と束縛を課すばかりでは、街は活力を失い衰退するばかりです。
    今の神戸市には彼らのような古臭い感性と発想は必要じゃありません。今必要なものはもっと若々しいエネルギッシュな発想だと思います。古いものを守り育てる事は大切ですが新しいものを生み出していく作業はもっと重要な事です。
    過去の街並みを模倣しテーマパーク化しても、神戸市や兵庫県を支える産業を生み出すことはできません。神戸市は時代と地域(中央区⇒神戸市⇒兵庫県⇒関西圏)が求めるニーズを確りとつかみ取り地域と一体となり都市や産業を育成していかなければならないのです。
    ベッドタウン化が嫌だとか言っている場合じゃない(笑)、阪急地下鉄相互乗り入れや空港アクセス・阪神高速湾岸道延伸そして神戸空港国際化などを視野に入れた施策こそ今の神戸には必要なことだと思います。

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