新港第2突堤基部に立地する歴史のある旧住友倉庫。大正時代から存在し、神戸港の変遷を見届けてきた大型倉庫ではありますが、新港町の再開発を進めていく為、解体が決定しています。
来年9月の完了期限を目処に解体工事が予定されていますが、いよいよ本日よりその作業に取り掛かる模様です。
倉庫のシャッターや壁面に工事開始予告が複数貼られていました。
25年に第2突堤に神戸アリーナが完成する予定ですが、この基部に大型幽霊倉庫が立地していては、景観上の問題だけでなく、賑わいを分断してしまいかねません。この場所は神戸アリーナと再開発の進む新港突堤西地区の結節ポイントとなります。
新港町の再開発第一弾によって、今まで無かった場における賑わいの創出には成功したものの、まだ純粋な集客施設はKPMに限られている為、本格的なウォーターフロントとしての街の機能発揮には更なる集客施設の集積が必至です。
その要となるのは神戸アリーナとこの倉庫跡地である事は火を見るよりも明らかです。神戸アリーナは、イベントの興行と飲食店による「コト消費」による通年型の集客効果をもたらす事を期待しますが、この倉庫跡地には、やはり本格的な商業機能を有する複合施設が建設される必要性があります。
ただ現状ではベイシティタワーズWESTのテナントフロアの状況を見てもすぐに商業施設の誘致は難しいと思われます。まずは神戸アリーナの完成によって、エリアの集客力を高めた上で、倉庫跡地の再開発を進めるべきかと思います。
本日より遂に解体工事開始 第2突堤基部の旧住友倉庫 来年9月の完了予定
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個人的な希望としては、
新聞や電波のメディアセンターを併設した、
複合商業施設および宿泊施設の開発が
ベストではないかと考えます。
地元神戸や在阪のメディア、キー局の
出張所などを誘致し、その地が発信源となれば、
周辺エリアは必然的に賑わいます。
そこに勤務する人々が利用し、
また発信された魅力的な情報に誘われて、
全国あまねく人々が訪れて地域が発展する
好循環を生み出したいものです。
都心エリアの、これ程広大な敷地を
余すことなく有効活用するには、
都市のあり方を大きく変える
思い切った施策を打ち出すべきでしょう。