遂に全工区で建設工事が始動した三宮新港町計画。老朽化した港湾施設が並んだ広大なエリアを神戸のウォーターフロントの新時代として切り拓く最先端の再開発プロジェクトです。
最南端のB街区では通販大手のフェリシモが旧居留地の神戸朝日ビル内にある本社を新築する8階建てのオフィスビルに移転します。年内に竣工予定ですので、来年からは同社は自社ビルの新社屋で業務を遂行します。
鉄骨建方が大詰めを迎えつつあるオフィス棟の頂部にはタワークレーンが1機投入されました。
7階までは鉄骨が完全に組み立てられました。キューブといった言葉が相応しい正方形箱型のビルです。計画当初は9階建の予定でしたが、最終的な8階に縮小したようです。
オフィス棟の南側には突き出るように低層2階建ての店舗棟が建設されます。ルーフトップには屋上庭園も備わる予定でクリエイティブラボと呼ばれ、アーカイブホールや撮影スタジオ、カフェ等が整備されます。現在はこの建屋の鉄筋コンクリートの基礎を構築しています。
街区で、西隣の文化施設棟。AQUARTの運営する円筒形水族館には360度の水槽が備わる他、ウェディングミュージアムも入る予定で、再開発地区の集客の中核となる施設です。その基礎の躯体工事が大成建設の施工で進行しています。
打たれたばかりのコンクリートの床の上に飛び出した既製杭頭に鉄筋のスタッドが取り付けられています。
文化施設棟の地上階の躯体が立ち上がってくると、再開発地区はより華やかさを増す事でしょう。
北側のA街区でもGLION本社ビルの鉄骨建方が本格化しており、駐車場棟もまもなく鉄骨工事を開始するでしょう。秋頃には住宅棟以外の建物が地上にかなり出揃ってくる事になるので、対岸のメリケンパークから見た同地区の変化に一般の人々も注目も始める事になるものと思います。
やはりこの海上には早期の架橋が必要です。メリケンパークと新港町間に回遊性を構築する事はウォーターフロント地区活性化において最優先事項です。
三宮新港町計画 B街区 フェリシモ本社にタワークレーン登場 文化施設棟の躯体工事続く
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク