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建替に向けて1月に閉館した垂水の三井アウトレットパークマリンピア神戸ポルトバザール。運営元の三井不動産は、全面建替の実施を決定し、建設工事の着手の為、いよいよ既存建物の解体工事を開始しました。
工事名称は「(仮称)三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替計画」。三井不動産と同じグループ会社の三井住友建設が建替の設計、施工を担います。これまでも三井アウトレットパークの設計・施工は基本的に三井住友建設が担当しているようです。
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プロジェクト概要
所在地: 兵庫県神戸市垂水区海岸通り12-2
延床面積: 74,000平方メートル
構造・規模: 鉄骨造・地上2階建他
設計: 三井住友建設
施工: 三井住友建設
開業: 2024年度(予定)
ラグーン・コミュニティ・パーク
- KOBEフードリゾートゾーン(約6,714m²)
- BE KOBEゾーン(約882m²)
- コミュニティゾーン(約1,863m²)
- スイーツ&アートガーデンゾーン(約3,480m²)
- アクティビティレジャーゾーン(約3,368m²)
現在の状況
解体工事が開始されている敷地内の様子です。ラフテレーンクレーンや油圧ショベルが投入され、既存建物の撤去が行われています。
既に多くの瓦礫の山が出現しつつあります。
現在、存在する建物全てを解体する予定なのでしょうか。三井アウトレットパークマリンピア神戸は、1999年の開業以来、その敷地を徐々に埋めるようにして、幾度となく増床を繰り返してきました。
ラグーンの側にかなりの規模となる現場事務所が設置されました。大規模で広範囲に渡る工事になる為、従事する作業員の数も膨らみます。
敷地の大部分には既に養生ネットと鉄パイプの仮囲いが設置済ですが、マリーナに面した比較的新しい建物はまだ手付かずで残されています。
建物内部の通路を巡るショッピングモールの典型的な構造の建物であった為、マリーナに面してはどちらかと言えば、建物裏側という扱いであり、その風光明媚な立地や景観を活かしているとは言い切れませんでした。
建て替え時にはこのアドバンテージが、より有効に活用される事に期待したいと思います。
マリーナに面したイベント広場前の建物群は本格的な解体工事が進行しています。
比較的古い開業初期の頃から存在していた建物には解体の手が積極的に入っている状態です。
海辺の南欧をモチーフとした町が姿を消しつつあります。
このモールがかつて有していたその特徴を失う事は一抹の寂しさを覚えますが、2倍の規模となる施設の充実度には大きな期待も寄せられます。
同じく海辺のロケーションにある横浜市の三井アウトレットパーク横浜ベイサイドも2018年に一時閉館し、建て替えの上で2020年に再開業していますが、非常に魅力的なアウトレットモールに変貌を遂げました。
リノベーション神戸のプロジェクトで西神中央のプレンティや名谷の須磨パティオが生まれ変わろうとしている中、フードコートやフードホールはショッピングモールにおける必須施設としての導入が予定されています。
マリンピア神戸にもそれらの機能は存在せず、モールの規模の割には飲食店の充実性には物足りなさを感じずにはいられませんでした。
2棟の立地駐車場と平面駐車場で2,000台の収容キャパシティを有していましたが、立体駐車場はそのまま再活用するのでしょうか。建て替え後の延床面積は約7万4000平方メートルの店舗やラグーン周辺の拡大エリアを考慮すると、駐車場のキャパシティはもっと増やしたいところです。
マリーナ内にあるさかなの学校は、今後、周辺での工事も開始される為、4月以降は休館を予定しています。
ラグーン周辺の整備工事が本格的に開始されるのはいつ頃になるのでしょうか。
2024年度の開業にはこの拡大エリアも含む同時オープンとなる事を期待したいと思います。三宮や都心ウォーターフロントの再開発と比較すると、1.5〜2年足らずで完成する事を考えると非常にスピーディなプロジェクトでその変化も速いと言えます。
かつてこのアウトレットモールは凄まじい人気を誇りました。今回の大規模リニューアルでかつての輝きと賑わいを取り戻す事が出来るのか。ここ数年の程良い混み具合は、訪れやすさが心地良さをもたらしていましたが、やはり大型商業施設たるもの、広域から集客できる人気の復活が望ましいでしょう。
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平日も賑わえる施設になるとよいですね。すぐ隣はファミリー層増加中の明石市ですし、週末は神戸以西やバスで四国からもお客さんを取り込みたい。
期間限定ですがJR三ノ宮駅前の広場に庭造るみたいですね。