山からの眺望

ヴィーナステラス・ブリッジから眺めた神戸都心 2020年冬


半年ぶりに訪れたヴィーナステラス・ブリッジ。今回の訪問は都心で進行中の各プロジェクトがここからどういう見え方をするのかを確認するのが目的です。


最も気になっていたのが三宮の駅前エリアの様子です。鉄骨の躯体が11階まで立ち上がってきた神戸阪急ビル東館と解体の進むJR三ノ宮駅の三宮ターミナルビル。4機のタワークレーンが稼働していますが、双方の現場のクレーンの高度には大きな差が出来てきました。神戸阪急ビルは最高部に達すると、クレーンのジブの中央部辺りの高さになるでしょうか。今後の成長が楽しみです。JRの駅ビルが建設された暁には2棟の建物が少し重なるようです。


昨年、山手幹線沿いに連なる和田興産のワコーレ ザ 神戸トアロード。その左後方に完成の近くホテルモントレ神戸とアパホテル神戸三宮駅前。トア山手のタワーに左端に少しだけタワークレーンが見えていますが、ザ ロイヤルパークキャンバス神戸三宮の建設現場です。


新港突堤西地区の三宮新港町計画方面です。神戸地方合同第2庁舎の後方が計画地です。よく見ると庁舎の左側に駐車場棟の杭打機が見えます。ツインタワーが立ち上がってくると、存在感が出てくるでしょう。


外観の完成が近いドーミーイン神戸元町です。タワークレーンの撤去の日も近いでしょう。


神戸駅の南側です。ハーバーランドのビル群の前方にタワーマンション街が出現しました。竣工したばかりのザ・パークハウス神戸タワーが目立ちます。


神戸気象台跡地の高台に完成した大型分譲マンションのジオ中山手通。タワーでないものの優れた眺望が売りです。


シティタワー神戸三宮の足下に昨年完成したフレッサイン神戸三宮が見えます。あと4年程するとここに雲井通5丁目再開発ビルが聳え始める予定です。


これから変貌が著しくなる事が予想されます。定期的にこの場所からの景観も記録していきたいと思います。

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ヴィーナステラス・ブリッジから眺めた神戸都心 2020年初夏 神戸阪急ビル東館が三宮の中心に聳え立つ

2020年6月15日
こべるん ~変化していく神戸~
前回、鉄骨建方が本格化した神戸阪急ビル東館の様子をヴィーナスブリッジから確認しようと訪れたのが1月。早いものでもう半年近くの歳月が過 …

POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    神戸市も開発ラッシュで5年ほど前の状況を思うと状況は一変しましたね。
    私が今後期待する開発は。
    5年以内なら
    ① 須磨シーワールド
    ② 阪急駅ビル
    ③ バスターミナルビル1期
    ④ 新港町開発
    10年以内なら
    ① 阪神高速湾岸線延伸
    ② JR三宮駅ビル
    ③ バスターミナル2期
    ④ 市役所新庁舎・兵庫県庁舎新築
    ほかに、そごうや明石のスーパーアリーナも気になりますね。
    楽しみな開発が続きますが、やはりこの景色を見ると狭い神戸都心部は超高層化が望ましいと感じます。
    長くなりますが、先日放送された、突撃カネオくんのキッチンカーブームの話の中に興味深いデータがありました。
    東京都心部で超高層ビル化により産み出された公開空地の面積が実に200万㎡(60万5000坪、おおざっぱですが、生田川から鯉川筋、山手幹線からみなとのもり公園・新港町で囲んだ範囲)にもなるというものでした。そして、東京都は厳格過ぎた公開空地利用法のルールを緩和し営利目的での貸し出しまで認めたそうです。お金をかけずに、敷地所有者と出展者と消費者がwinwinになる良い施策だと思います。
    市内各所の超高層ビルは足下に緑地スペースや広い空地を産み出しています。ファミリア跡のパークタワーは昼も夜も大変美しい仕上がりで街に潤いを与えています。
    生活の場から離れた眺望点からの眺めではなく、生活の場=街中からの眺めから超高層化の利点をもっと見直すべきです。
    街中に空間が増えるとビルとビルの間隔も広がり遠景もまた美しくなるでしょう。
    何はともあれ、これらの計画が縮小・頓挫してしまうような景気減速がない事を祈るばかりです。

    年初に思ったこと長々と書かせて頂きました。

  2. 摂津国人 より:

    私も、sirokumaさまに続いて、今年の年初、1月17日に感じたことを書かせてください。
    私は、阪神淡路大震災時に発生した神戸市の負債について、2016年度に返済を終えていると考えておりましたが、どうやら違うようです。

    2016年の神戸新聞の記事をご覧ください。まるで震災時に発行した神戸市の市債全てを返済し終えたように見えます。
    「阪神・淡路」の借金1996億円完済へ 神戸市
    https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/22/201612/0009791643.shtml

    しかし、今年2020年の1/17の朝日新聞の記事を見ると、震災時に発行した市債のうち「震災復旧に関する部分」は今年度ようやく返済し終える予定であるものの、「復興対策などに関する部分」は1500億円も残っていることがわかります。
    神戸市、震災復旧債を完済へ 復興関連1500億円残る
    https://www.asahi.com/articles/ASN1H5GJPN1GPTIL00S.html

    このようなミスリーディングを誘発する記事を書いた神戸新聞に対して憤慨し、大きな不信感を得るようになりました(もしかしたら神戸市の発表自体がミスリーディングを誘発していた可能性もありますが)。また、これまで私のコメントは「震災時に発生した負債は返済し終えている」ことを前提にコメントしたものでした。返済を終えていないのであればまだまだ緊縮財政が解除できなくても無理はありません。事実が正しく認識できていなかったことをお詫びするとともに、今後は震災の負債が返済できていないとの認識の下でコメントするようにします。これまでの返済のスピードから考えると、短くとも3年程度は引き続き耐え忍ぶ必要がありそうです。しかし、当初発行した市債総額が1兆3000億円強であったことを考えると、震災から25年間の間に神戸市は本当によく頑張ってきたのだと思います。新神戸ー三宮ー神戸空港の地下鉄の建設費が一部のブログで1000億円超と試算されているのを考えると1兆3000億円という金額がどれだけ大きいのかがよくわかります。人口減少ワースト1位の不名誉な称号までいただいているものの、神戸だからこそこの25年間の逆境下でここまで耐え続けて来れたのだと、神戸だからこそこの程度の衰退で済んでいるのだと、目頭が熱くなる思いでした。
    東日本大震災では国が復興債を発行して主に費用を負担しましたが、阪神淡路大震災では県、市、民間が主に復興費用を負担していることについてもこの国の一極集中状態の異常さを改めて感じました(それはまた別の機会に)。

    神戸市が人口減少を前提とした都市計画をしていることも震災時の負債が原因かもしれません。横浜市では人口増加していて一見神戸よりも羽振りがいいように見えますが、インバウンド効果は神戸と同じでほとんど享受しておらず、東京から鎌倉への通過点としかみられていません。このことは神戸が大阪から姫路への通過点とみなされているのに酷似しています。横浜市では人口増加によって需要が高まった学校などのインフラ整備が追いつかず、財政的に難しい局面を迎えているようです。横浜市も川崎市も2020年度からは人口減時代を迎えるとの記事も見たことがあります。人口が増え続けることが財政上必ずしも好ましいと言うわけでもなさそうです。何が正解なのかは、終わってみなければわからないところがありますので一喜一憂せずに見守っていければと思います。

    横浜、IR誘致で露呈した何とも厳しい「懐事情」 大都市ほど財政難に陥りやすい構造
    https://toyokeizai.net/articles/-/301945

    遅いながらも昨年から神戸でも再開発が実行されています。これは神戸市で上述の震災時の負債の完済のめどが立った今だからこそ具体的に動き始めたのでしょう。25年間耐え続けてくれた神戸です。さらにあと数年耐えてくれるでしょう。神戸の「震災後」はまだ先ではありますが、そう遠くはありません。私も長い目で神戸を応援していければと思います。長々と申し上げてしまい失礼いたしました。これも私の神戸に対する愛情と受け取っていただければ幸いです。

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