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布引ハーブ園と新神戸を結ぶ布引ロープウェイについて、私は当ブログにて摩耶山への延伸によるアクセス強化を提唱し、摩耶山・掬星台のポテンシャル向上と観光資源の最大化を訴えましたが、この延伸案が実際に検討されている事が判明しました。
これは六甲山や摩耶山の活性化を目指す為に2021年に発足し、議論が重ねられている「六甲山・摩耶山の交通のあり方検討会」で協議されている掬星台へのアクセス改善策の一案として検討されているものです。
現在の摩耶山への都心からの公共交通機関によるアクセスは、市バス、徒歩、摩耶ケーブル、摩耶ロープウェーと複数の交通機関と幾度もの乗り換えを必要とし、三大夜景の長崎・稲佐山や函館山と比較しても、交通面では最も劣勢で、これら2者程、夜景を観光資源として活用できていません。
この状況の打開には都心からのダイレクトアクセス以外に大きな効果をもたらす事のできる改善案はないものと思われます。
摩耶山・掬星台からの夜景はそのダイナミックさでは、函館、長崎を凌駕しているにも関わらず、観光資源としての活用の程度は最も低い状況である事は、宝の持ち腐れに等しいと言えます。
直近で開かれた第7回六甲山・摩耶山の交通のあり方検討会では、この布引ロープウェーの延伸案のみが唯一、黒字化を見込める改善案として認識されたようです。
ただ大きな課題として、国立公園の第一種特別地域におけるロープウェーの新設が環境省に認められていないというハードルが立ちはだかっている為、これをクリアする為の国との折衝が必要です。特区制度の活用に加えて、こういう時こそ官僚出身である市長のコネクション及び交渉力が力を発揮できる絶好の機会と思われます。何とか事業を推進できるよう環境を整えて欲しいと思います。
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8月の猛暑の中、六甲山頂にドライブに行きました。山頂周辺は都心と違って爽やかな涼風が通り抜け心地よかったです。六甲ケーブル山上駅はまだツバメが飛び交っており、見ていると心穏やかになります。
また周辺は再開発が活発になり、新しい施設や道路整備も進み風景も一新され綺麗になっています。
このまま行けば来年辺りはもっと一大リゾートに成長も期待できます。
ですが、このリゾートと都心を結ぶに必要なアクセスが決定的に悪すぎます。このリゾートに行き着くまでに乗り継ぎを繰り返し運賃も嵩んで、観光客も市民も足取りが重くなります。
市営地下鉄海岸線の失敗がトラウマになって、どうも神戸市はこういったインフラ整備を避ける風潮になってしまいました。久元市長も失敗を恐れてか、ことこう言った交通関連事業にはあまり言及しません。
こんなことやってたら、せっかくリゾート開発が進んでも集客が出来ません。
点(都心)と点(山上)を結ぶ線作りをやらなければまた行政失敗の汚名で塗れますよ。市のやることが点、点、点の発想なので繋がっていないです。上から見下ろして繋げて纏める『天の視点』を持たないと
前宮崎市長の大六甲ロープウェイ構想のことはわたし自身も以前、意見を述べましたが、この新ロープウェイ構想は期待が持てます。山上シャトルバスと連携してテーマパーク感覚で周遊できそうです。
ただ、かなり時間がかかりそうです。早急に六甲山上にアクセス改善するなら、どこの駅にも寄らない六甲山上行直通バスをJR三ノ宮駅発で通すべきです。
とにかく煩わしいことを人々は嫌う現代社会ですから。