神戸空港

神戸空港 国際チャーター便の利用者数は13日間で2.36万人!年間利用者700万人への道程が垣間見える


先月18日より就航を開始した神戸空港の国際チャーター便について、関西エアポートが発表した4月の速報値は、13日間の運航で2万3557人であったと、神戸新聞が報じました。搭乗率も80%を超えており、非常に好調なスタートを切ったと言えるでしょう。



単純計算ですが、週40発着便での利用者数月約5万人と試算する場合、年間で60万人。制度上の上限は40便/日ですので、上限までの運用を行うと、7倍の420万人まで増えるという予想が立てられます。

昨年の神戸空港の搭乗者数は361万人でした。これに先ほどの420万人を足すと781万人に達します。



無論、国際チャーター便はまだ就航したばかりですし、GWを含んだ事や春は訪日客のハイシーズンである事、大阪万博による相乗効果も考えられる為、4月は数字が伸びやすい時期でもありましたが、神戸市が試算した年間700万人の利用者数はかなり現実的な数値である事が伺い知れる形になりました。



定期便の運航開始時期は2030年を目処としていますが、今後5年間を助走期間とする明白な意図と目的は見受けられないような気もします。チャーター便で1日の発着上限をどこまで埋められるかは定かではありませんが、大韓航空やスターラックス航空のように毎日定時運航するチャーター便をまずは増やしていく事により、既成事実を重ねていき、国際定期便の運用前倒しを視野に準備を整えていくべきかと思います。



第2ターミナルの2階のにぎわい空間については、26年3月までを目処に仮設店舗を開設し、25年度中に本設の店舗開設事業者の募集を実施する予定とされています。

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  1. EYESTAR より:

    神戸空港の国際定期便就航時期を2030年前後としているのは、
    今回の国際チャーター便就航が関西空港にどの程度の影響が
    あるかを見極める為というのが関西3空港懇談会で
    取り決められた表向きの理由ですね。

    これを踏まえてポジティブに考えれば、この間に幾ら
    神戸空港の国際線利用者数が伸びようと、
    関空の需要に悪影響を及ぼさず住み分けが出来て、
    かつ伊丹を含む3空港の利用者数も目論見通り伸びていれば、
    定期便の就航時期を前倒ししない理由はないでしょう。

    それに備えるべく、まずは国際チャーター便の受け入れを
    事故無くこなし、徐々に便数や就航する航空会社を
    増やしつつ実績を築ければ今のところ御の字かもしれません。

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