神戸空港

神戸空港第1ターミナルビル3階にフードコートを新設 25年春に開業予定 利便性と賑わい向上へ



関西エアポートは、自社が運営する神戸空港について、第1ターミナルビル3階東側の待合スペースにフードコートを25年春に開業させると発表しました。



計画されているフードコートは、床面積420平方メートルで、179席を提供し、出店予定店舗数は3店。まだテナント詳細は発表されていません。



今夏に暫定施設としてオープンした「神戸空港SORAキッチン」は、今回のフードコート新設にあたっての社会実験のような位置付けだったのかもしれません。



今年も利用者数は過去最多を記録する事が間違いない神戸空港。昨年は343万人でしたが、今年は360万人台の着地が予想されています。国内10位の空港にも関わらず、飲食店が3店舗というのは寂しい限りで、キャパシティ的にも不足していました。フードコートの新設は手軽に食事を済ませる事ができるので、ビジネス客や観光客にもニーズが高いのではないかと思われます。



将来的に現在の倍の700万人の利用者を目指す場合、80便/日を第1ターミナルでこなし、国際便40便と国内に追加される40便の計80便を第2ターミナルで賄う事で160便を捌く事になります。以前はサブターミナルが暫定的な施設の位置付け感が強かったのですが、規模や規格のグレードアップが行われた事により、第1ターミナルビルの増築や改修をそこまで急ぐ必要性がなくなり、ひとまず3階のフリースペース化していた店舗跡地にフードコートを設置する事で当面を凌ぐ形になったのだろうと推測します。いずれにせよ利用者の利便性や賑わいは向上するので、歓迎すべきですね。

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  1. EYESTAR より:

    直近の久元市長の会見によると、国際線の就航を希望する航空会社の申請はかなり来ているとはいえ、第2ターミナルのキャパやCIQの処理能力を勘案しながら徐々に増えていく方向性と見られるので、現状として数社の就航発表のみでは第2ターミナル内に誘致された飲食店や物販店も中々入居し辛いところなのでしょうね。そこでまずは空港利用者数が右肩上がりの中、少なくとも従来通りの集客を見込める第1ターミナルのフリースペース活用を優先させた格好のように思います。

    この区画は元々お好み焼き店が入居していた、現在のロイヤルホスト区画に次ぐ面積でもあり、加えて南側が一面の展望ビューになっているので利用者目線としてもフードコートに相応しいエリアだと云えますね。入居テナントの発表が楽しみです。

    私案ですが、神戸らしさを感じ利用客層に一定の需要を見込めそうな店舗候補として、「イスズベーカリー」「三宮一貫樓」「Roastelier by NESCAFÉ」あたりが入居しても良いかもしれません。上島珈琲とネスレ日本。神戸を拠点とする珈琲メーカーが揃って神戸空港に出店。上島珈琲店と競合するので、ネスレの方はできれば第2ターミナルに出店して頂きたいですが。

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