神戸空港

神戸空港サブターミナル(仮称)整備事業 ビルの外壁工事が進捗 各需要航空会社の期待感も大きい



順調に建設の進む神戸空港サブターミナルビル。来春の完成及び120回/日への発着数拡大と国際チャーター便の就航に備えた新ターミナルの稼働が予定されています。



ターミナルビルの外観は着々と出来上がりつつあり、メインエントランスの整備される建物北東側の開口部の構築や外壁工事もかなり進みました。



ターミナルビル東側のエントランス車寄せよアプローチスロープも形作られ、アスファルト舗装を待っています。



北面も開口部が多く、発着ロビーの吹き抜けに自然光を取り込み、明るく開放感の高いアトリウム空間を形成します。

既に東面コーナー部に「KOBE AIRPORT」のロゴも取り付けられています。



南側の道路整備も着実に進行中です。



開口のない外壁部分。想像よりも明度の高いホワイトでした。



規模感からはサブターミナルと呼ぶには相応しくなく、こちらがメインターミナルと言っても過言ではありません。完成後は、既存ターミナルと合わせて、第1、第2ターミナルと呼ばれる事になるのでしょうか。



沢山あったクローラークレーンも今や1台のみになりました。建物西側はようやく鉄骨工事が終わり、外壁工事に着手した模様です。



東側は屋上も既に出現しています。まだ屋上テラスの構築は開始されていないようです。



エプロンの拡大エリアも完成まであと一息のところまで工事が進みました。



大韓航空が4月から2往復便の就航を表明したのに続いて、モンゴルのフンヌ・エアが定期プログラムチャーター便を計画している事も判明しました。便数は未定ですが、40回/日の国際便枠は少しずつ埋まり始めており、今後、更にアジアをはじめとする航空会社が名乗りを上げる事が期待されます。



既存ターミナルの東側では新たな駐車場の整備工事が進行しています。照明設備のポールを設置する基礎工事が行われている模様です。



神戸空港を取り巻く環境は完全に追い風で、需要が更なる需要を生んでいます。利用者数は今年も過去最多記録を更新する模様です。今月行われた「関西圏における航空需要の新たな創出」でも、スカイマーク、ANAに加えて、JALの首脳までも同空港への高い期待感を示したようです。来春以降の各社の同空港活用に要注目です。
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  1. EYESTAR より:

    サブターミナル整備も順調に進捗しており、白亜の外観がお目見えされつつあることで、高揚感は更に高まります。

    車寄せアプローチ前の植え込みも綺麗に整備されると、神戸らしい洗練されたターミナルの全体像が現れるのではないかと今から期待を膨らませています。ターミナル南東外壁の2階には、将来神戸空港駅方面などと連絡するデッキが整備される予定なので、その絵姿も想像しつつ来春の開業を心待ちにしています。

    「需要が更なる需要を生む」とは言い得て妙ですね。

    まさにその通りで、その後背人口ほか国際港湾都市としての神戸市のキャリアと都市としての魅力も相俟って、大韓航空の就航発表やフンヌ・エアの就航計画などが更なる国際線就航の呼び水となり、早期のうちに1日40回の国際線枠は埋まりそうな様相です。

    喜ばしい限りですが、そうなった場合万博開催による特需をはじめ関空側にも相応の利益をもたらされなければ、関空に隣接する一部の自治体などにより、今後の神戸空港国際化のロードマップに水を差されかねません。パイを奪い合うというような発想ではなく、これからも関西経済全体の底上げをするという長期的な展望で、自治体・財界・市民が一体となり、そうした機運を高め、関西三空港が個々のアイデンティティを生かし発展してもらいたい思いです。

  2. S.Y. Kobe より:

    実質的な国際便就航まで5ヶ月と迫り、サブターミナルビルの新築工事や駐機場拡張工事も順調に進捗していますね。神戸空港の国際化と発着枠拡大は空港母都市である神戸の経済的・不動産的価値を高め、神戸復権のみならず関西圏に大きな利益となるでしょう。

    規制緩和後の自由競争となれば将来の旅客数は利用者の利便が決定します。“関西圏の羽田空港”を目指して関西経済の復権に寄与してほしい。関西圏は企業本社の東京転出や産業空洞化で衰退が続き成長インフラの乏しい関西復権には3空港の最大活用以外には見当たりません。

    関西空港は残念ながら国土軸から大きく南に外れ後背地人口も神戸の半分程度。僻地の関空に国際便を独占させた為、中四国などの航空需要を取りこぼし、関西圏の求心力の低下を招き、関西経済は長期に渡って衰退している。神戸空港国際化は関西圏の求心力再強化の役割も担って行くことでしょう。

    神戸空港の旅客数は今後飛躍的に伸びて行くことが期待されますが、神戸市に取って重要なことは“空港母都市として都市の経済的・不動産的価値向上に寄与する政策に重点投資す事”です。空港旅客数だけ伸びても三宮直結の空港アクセスルートが貧弱だと経済効果は半減してしまいます。

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