市庁舎建て替え計画

神戸市役所本庁舎2号館の地上躯体解体工事 既存建物の地上部分がほぼ消滅 年明けよりいよいよ再開発始動



明和工務店が施工している神戸市役所本庁舎2号館の解体撤去工事。昨年12月から準備に着手し、10ヵ月を掛けて既存建物の地上部分の解体が進められてきました。そしてこの数ヵ月間、躯体の解体が一挙に進んできました。



聳えていた旧2号館は仮囲いの中にもはやその姿は無く、周囲の景色は一変しています。



背後の旧居留地の建物群が非常によく見えるようになりました。



まだ南側の一部の躯体は辛うじて残っている状態ですが、この部分の消滅も時間の問題でしょう。



都心の一等地に巨大な再開発用地が出現し始めました。



2号館の最後の一部が解体を待っています。2号館本体の解体は間もなく完了しますが、敷地内の2号館別館についてはまだ解体着手には至っていません。



跡地にはまず南側に連絡ロビー・エネルギー施設を建設し、2024年1月までに完成させた後、敷地の中央部から北側に掛けて、新庁舎と商業・集客施設から構成される超高層複合施設を建設します。既にこの施設の内容や規模、管理運営手法までを提案する民間事業者のプロポーザルが広告されており、約半年後の来年5月に事業者が選定される予定です。

神戸市役所本庁舎2号館跡再整備基本計画


 公募内容
庁舎機能について、市が求める機能確保及び効率的な計画とともに、市への譲渡価格の提案を求める。また、⺠間事業者の創意工夫のもと、周辺まちづくりに寄与する魅⼒的な施設計画や、自ら運営するにぎわい機能の具体的な提案を求める。

<庁舎機能にかかる提案>
・庁舎機能部分の施設計画及び価格提案(残存施設解体業務含む)

<施設全体及び⺠間機能にかかる提案>
・「新庁舎・にぎわい施設」の全体施設コンセプト及び計画の提案
・⺠間が運営する集客機能及び商業機能の提案
・市営三宮駐車場歩行者通路(地下)の再整備にかかるコンセプト提案

規模

庁舎機能は約15,000 ㎡(機械室・駐車場等を除く)を確保するとともに、⺠間機能については、法令に基づく規定及び下記数値を参考にしながら、適切な規模・配置の提案を求める。

<想定規模>
公共庁舎機能(市⺠利用空間を含む) 約15,000 ㎡
⺠間 にぎわい・集客機能 約21,000 ㎡
にぎわい・商業機能 約 7,000 ㎡
共用等 駐車場・機械室等 約12,000 ㎡

・国内外からの集客・交流の促進に寄与する⺠間機能を導入する。

・低層部では、周辺ににぎわいが滲み出るような機能を導入する。

・税関線側は、歩行者のメインエントランスを配置するとともに、屋外との一体的な利用を想定し、街とのつながりやにぎわい形成を図る。

・市⺠や来街者が利用しやすい場所にフレキシブルで多様な使い方ができる居⼼地のよい屋内公共空間を新たに設け、市⺠の交流促進や情報発信等を図る。

・旧居留地の景観まちづくりと協調し、税関線沿道の景観形成を牽引するような施設デザインとする。

・都⼼三宮を象徴するシンボリックな「顔」となる建物外観をつくる。

・市営三宮駐車場の地下歩行者通路と適切に接続し、駅方面から地下レベルで円滑に施設へアクセスできるようにするとともに、連続性を持ちながら施設からの賑わいを感じられるよう地下通路の設えを更新する。

神戸市長選が終わり、現職の久元市長の当選が確定し、3期目に突入する事になりました。五人の候補者の中で、三宮再開発の必要性を唱えていたのは市長ともう一人の候補のみで、一人は中止を主張、もう二人は直接の言及は避けていました。ひとまずは現行体制で三宮の再開発が継続される事に一安心ですが、現行体制の枠組み以上の更なる飛躍を期待できるのかどうか。久元市政3期目を見守っていきたいと思います。
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  1. HAT-K より:

    2号館完成予定の掲示がが2026年から2027年以降に変更されてました。
    予定がいつもずれていってしまいますね。

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