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旧大阪中央郵便局跡地の再開発が遂に始動を始めてから約1年が経過し、とうとう基礎・地下工事を終えて地上階の鉄骨躯体が姿を現し始めました。巨大ビルが急増する梅田の中でも最大級の規模となる梅田3丁目計画。このビルが立ち上がると、周囲の景観は一変する事になります。
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プロジェクト概要
所在地 大阪市北区梅田3-2
事業者 日本郵便株式会社、大阪ターミナルビル株式会社、株式会社JTB
敷地面積 12,893.31㎡
建築面積 9,800.00㎡
延床面積 229,000.00㎡
階数 地上40階 地下3階 塔屋2階
高さ 188.0m
用途 事務所 ホテル 劇場 店舗 自動車車庫 公衆浴場、倉庫
構造 鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造
設計者 日建設計
施工者 梅田3丁目計画(仮称)建設工事共同企業体(竹中工務店・西松建設・錢高組JV)
竣工予定 2024年3月31日
建物低層部は商業施設と劇場、中高層部はオフィス、最高層部はホテルという構成です。建物は東西に幅広く、巨大な壁のようなビルで、11~27階を占めるオフィスフロアの基準階面積はなんと4,000平方メートルという驚愕な規模です。
仮囲いに掲示されている建築計画のお知らせです。
完成時のJR大阪駅に面する東側のファサードの様子です。一等地を華やかに彩ります。地下1階~地上6階の低層部を占める商業施設には4.4万平方メートルもの床面積が割かれます。29~38階の高層部には約400室のハイグレードホテルを設けます。
商業施設内の中央部に整備される吹き抜けのアトリウム。このアトリウム内にて旧局舎の一部(かつてのロビー部分を含む正面側)を保存・移設したシンボリックな空間が生まれる予定です。
巨大な鉄骨の中に旧局舎の保存壁が収納されており、中央の巨大なアトリウム空間のシンボルとして新たな命を吹き込まれます。
竹中工務店の格好良いシルバーマストのタワークレーンが4機投入されて、この巨大ビルの建設を進めています。
梅田の南側再開発における総仕上げと言っても過言ではないマンモスプロジェクトです。まさに圧巻な眺めです。三宮・雲井通5丁目再開発でも同様に4機のタワークレーン投入による建設工事が見られる事を期待しています。
現在進行している梅田の巨大再開発ではオーバーストアや供給過剰という言葉は殆ど聞かれません。グランフロント大阪や梅田阪急オフィスタワー、ノースゲートタワー等が竣工した当時は、リーマンショックによる景気後退局面の直撃を受けて、空室消化に時間を要しましたが、関西圏最大のターミナルが抱える求心力は4年後に迫る大阪万博に向けて更に力強さを増しています。
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