兵庫

新開地「Asahi カプセル&サウナ」の解体撤去工事が遂に完了 跡地開発は周辺一帯を含めた大規模プロジェクトを期待



兵庫区の歓楽街・新開地の中心地に位置し、長年に渡って親しまれてきたAsahi カプセル&サウナが閉館し、既存建物の解体工事が行われてきました。



解体工事は既に完了を迎え、跡地は更地となりました。地下躯体の撤去も行われていましたので、次の開発が行われる際にはスムーズに新築建物が着工する事になるのでしょうか。



敷地面積は1,000平方メートルを超えていると思われますが、この土地の再開発を進める場合、神戸市の定める都心機能誘導地区外にある為、大規模な住宅開発も可能なエリアです。



何らかの歴史的な意味を持つのか、西側角の柱や外壁部分は解体されずに残されています。



保存外壁として、今後の開発でも建物の一部に取り込む事になるのでしょうか。



都心の有望な商業地以外、現在の開発用途は共同住宅一択にほぼ絞られてしまいます。ただこの土地にはタワーマンションの開発が可能と思われます。



土地を保有する朝日興業は隣接して本社ビルを保有しています。ただこのビルもかなり老朽化が進んでいます。もしこのビルの建て替えとAsahiカプセル&サウナ跡地の開発をセットで行い、またこれを大手デベロッパーが協働する場合、商業と住宅の複合開発が期待できる可能性もあります。



最近よく見られる宗教法人や財団法人保有の土地を活用し、敷地の一部に定期借地権を付けた上でデベロッパーがマンションを開発し、その借地代で老朽化した法人施設の建て替え費用を捻出する手法がありますが、同様の形でこの跡地を含めたエリアの一体開発が進められないでしょうか。



新開地という立地が一つのネガティブ要素ではありますが、駅とも直結し、街のイメージを変え、活性化を促進する再開発を是非とも期待したいと思います。

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POSTED COMMENT

  1. EYESTAR より:

    タワマン1棟分ほどの敷地面積はあるでしょうから、
    居住の需要に応えて建設するのも手ですが、
    それを行うにしても大通りと歓楽街に隣接するエリア
    なので、垂水中央東地区の再開発のように低層部に
    魅力的な商業テナントを誘致するのが望ましいです。

    比較的都心部に近く、神戸高速と神鉄の要衝である
    観点からも、まずは住宅需要に応える形で街を整備する
    方針は間違ってはいないのですが、何か思い切った
    起爆剤的な施策が欲しいですね。

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