兵庫

神戸市総合児童センター(こべっこらんど)移転整備工事 鉄骨建方や躯体工事が開始される

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神戸ハーバーランド内にある神戸市総合児童センター・通称こべっこランド。神戸市は同センターを市営地下鉄和田岬駅近くの中部処理場(下水処理場)跡地へ2021年に移転する事を発表しました。この計画は予定通りに進捗しており、建設工事が進行しています。

 

プロジェクト概要

神戸市総合児童センター移転整備工事



所在地 神戸市兵庫区上庄通1丁目1番
事業者 神戸市こども家庭局
敷地面積 9851.76㎡
建築面積 4165.89㎡
延床面積 10391.92㎡
規模 地上4階
構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造
用途 福祉施設(児童厚生施設、児童相談所ほか)
設計 神戸市建築住宅局
施工 青木あすなろ・矢野特定建設工事共同企業体
竣工予定 2021年10月末



建設状況の様子



更地化された約1ヘクタールの敷地では複数のクローラークレーンが稼働しています。



設計は神戸市建築住宅局とされていますが、実施設計や管理を行なっているのは環境デザイン研究所です。



神戸市総合児童センターの移転整備工事ですが、同時に同じ敷地にこども家庭センターも建設されており、両センターは連絡橋で接続される予定です。



仮囲いには未公開イメージも掲示されています。総合児童センターのファサードです。建物前には噴水広場が設けられる予定です。



既に基礎工事は完了し、児童センターの鉄骨建方が開始されていました。



広大な敷地ですが、手前のスペースは緑地広場になる予定です。



施設内にはプレイルームや音楽スタジオ、屋外広場、料理教室、ホールも備わり、多くのファミリーが訪れる拠点になりそうです。

準備される駐車場スペースは台数が限られており、地下鉄海岸線での利用を主に想定しています。和田岬駅からは徒歩圏内です。



既に建設地の周辺は歩道を含めて整備が進められています。



美しく舗装され、街路樹や植栽、街路灯の整備も完了しています。しかしここまで整備を進めても電線の地中化を行わないのは興醒めです。

道路の整備、再整備には国が自治体に対して電線地中化を義務化するべきであり、その費用に対して補助金を交付すべきです。



歩道整備は隣接するスポーツ施設「ミズノスポーツプラザ神戸和田岬」の建設に伴って行われました。中部処理場跡地の再開発に伴い、南側の約1.1ヘクタールについて公募を実施し、ミズノスポーツサービスを代表とする企業グループに開発事業者を決定。



2018年7月に開業した同プラザはではフットサル、ボルダリング、屋外・屋内テニス、卓球がご利用できる総合スポーツ施設です。



神戸市とは20年間の事業用定期借地権を締結しています。



テニススクールやフットサル大会等のイベントも行われており、地域スポーツの拠点として機能しています。



タワークレーンが投入されているのは総合児童センターの南側で建設の進むこども家庭センターです。



同時に敷地西側の歩道の再整備も施工中です。



道路の反対側・県立神戸工業高等学校の歩道は通学路とあって既に再整備が完了しています。



処理場跡地の再開発は南側はミズノスポーツプラザが進出しましたが、総合児童センターが建設されている北側には民間事業者を誘致する事ができなかった結果、最終的には神戸市が自ら公共施設を建設する事で落ち着いた形です。和田岬地区の活性化・地下鉄海岸線の利用者数を増やしたいという市の思惑も透けますが、エリアの人口増にも寄与するでしょうか。
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