幻のテーマパークと呼ばれて久しい「アオイア」の専用駐車場として建設された六甲アイランドの南側に立地する地上4階建の立体駐車場。2年前に解体撤去工事が進められる計画がありましたが、その後、着工する気配を見せないままの状況が続いていました。
しかし今春よりペンディングされていた解体工事がいよいよスタートしました。工事を受注したのは上田トランシットコンストラクション。
既に仮囲いや足場が設置され、本格的な解体工事が進行中です。
テーマパークの駐車場だっただけあり、かなりの規模の立体パーキングです。敷地は1ヘクタール以上あるでしょう。
問題はこの立体駐車場の解体跡地を含めたアオイア跡地の活用方法です。パーキングビルの解体を進めたという事は近い将来、この開発用地を使って六甲アイランドの活性化に向けたプロジェクトを計画する事になります。
無論、計画は市が立てるのではなく、民間事業者に対してプロポーザルの公募を実施し、優先交渉権者に土地を売却もしくは長期の賃貸を行い、開発を進める形になるでしょう。まずは通常の流れであれば、サウンディング型市場調査を実施し、開発の方向性を探る事が考えられます。
南側では既にマリンパークの再整備が進められており、海釣りゾーンの誕生や緑地が生まれ変わっています。またカレイドジャパンがバーベキューレストランやグランピング施設の建設も進めています。これらと連動した大型レジャー施設が期待されますが、敷地の規模からもかなり大型投資が予想され、六甲アイランド復権の起爆剤として、年間300万人の集客を目指す神戸須磨シーワールドやジーライオンアリーナ神戸等と同規模施設の開発を望みたいですね。
六甲アイランド・向洋南駐車場とりこわし及び整地事業が開始される いよいよアオイア跡地の再開発始動に向けた動きとなるか
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こちらとは関係のないのですが、雲井通5丁目の建設現場にてタワークレーン1機が設置されていました。これからスピードアップしそうですね。
新たなまちづくりに期待しています。
敷地面積が広いため、個人的には夢洲で建設されている統合型リゾート(IR)施設の建設に適していると考えます。
統合型リゾート施設(IR)は、ホテルや商業施設、劇場、カジノ施設、屋内外型エンタメ施設、会議場、ホール、映画館(シネマコンプレックス)、スポーツ施設、温浴施設、駐車場などが入っており、外国人観光客や地域経済の活性化に繋がります。
一方で、ギャンブル依存性や青少年への影響、治安面、マネーロンダリング、法律、国の認定取得等の問題もあるため、誘致をする際には反対運動も出てくる可能性が高いため、慎重になるところもあります。
六甲アイランドに統合型リゾート(IR)施設ができると、阪神エリアの地域経済の活性化と文化発信、集客力と雇用が高まるため、選択肢の1つになると考えています。※個人的には慎重ですが、デメリットの面もあるため、極めて難しいです。
参考記事
統合型リゾートOSAKA IR
https://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu220/osakair/
屋内or屋外かどっちもでもいいんですけど、もう1度プールを建てることを検討しては如何かと思ったりもしますね。神戸の復活にはやはり楽しさを追求すること以外にあり得ません。内気のままに終わらせないでほしい、もっと挑戦する態度を具体的に持った人を育てる覚悟が神戸に、そして議論をする場が神戸に必要なんです。