六甲アイランド

六甲アイランド・神戸ファッションプラザとリバーモール周辺のリニューアルが進められる



既存大型商業施設の有効的な利活用が滞っている六甲アイランド。中でも神戸ファッションプラザは上層階のホテルと低層部のファッション美術館は営業しながらも、中層の商業フロアは閉鎖された状態が続きます。



神戸市はこの内部に存在する巨大なアトリウム空間のサン広場をにぎわい拠点に再整備する為、公園のような設備を導入して、周辺住民が集う場としてのリニューアルを予定しています。



リニューアル後のサン広場のイメージです。タイルの改修やベンチを設置する他、人工芝を張り、大型遊具「ふわふわドーム」も整備します。



ふわふわドームは湊川公園の再整備にも導入され、子供達に大人気の遊具です。この遊具の周りにも人工芝が張られる整備が行われました。



サン広場に集う人が増える事でにぎわいが生まれ、商業フロアの営業再開の為の弾みとなる事が期待されます。



ファッションプラザのシンボルとなっている大階段の「スペイン階段」も改修工事が行われています。



ウッドデッキやベンチが設置されて、リバーモール周辺のにぎわいを階段にまで引っ張り上げて、更にその奥のサン広場まで誘導したいという狙いです。サン広場とスペイン階段のリニューアルは5月中旬にも完成して供用が開始される予定です。



またリバーモールでも新しい賑わい拠点の整備が行われます。



リバーモールの運河横に足湯設備が整備されます。浴槽ごとに水深差(10~30cm)を設け、川のように上から下に向かって流れのある足湯施設を整備するとの事。神戸ベイシェラトンホテル前に設置されるので、同ホテルが掘削した天然温泉が提供されるのかもしれません。



これらの整備によって島外からの集客に繋がるとは思えませんが、島内住民がファッションプラザやリバーモールで憩う時間が増える事は確かでしょう。ファッションプラザの商業施設部分を保有する大栄環境へのテナント誘致の働き掛けやデベロッパーへの転貸等、活性化への足掛かりとなる更なる模索が必要です。

関連記事
六甲アイランド

ROKKO i PARK (六甲アイパーク)が神戸ファッションプラザ内に開業 新たな集客拠点として復活できるか

2024年3月8日
こべるん ~変化していく神戸~
大栄環境が買い取り、同社の本社を入居させ、更に残りのフロアを商業施設として再出発する為に改修工事を進めてきた六甲アイランドの大型複合 …
六甲アイランド

活性化プロジェクトが計画されている六甲アイランド・マリンパークを訪れてみた 来年にはグランピング施設も開業予定

2023年3月25日
こべるん ~変化していく神戸~
六甲アイランドの活性化策の一つとして、南端に位置するマリンパークの再整備計画が進められようとしています。 大阪湾の大海原に面し …
六甲アイランド

六甲アイランド・デカパトス立体駐車場を解体撤去 区画一体を売却か?幻のアオイア跡地利用はどうなる?

2023年11月22日
こべるん ~変化していく神戸~
六甲アイランドの南側に立地する地上4階建の立体駐車場は、この南側にかつてたったの3年間のみ存在した幻のテーマパークと呼ばれて久しい「 …
六甲アイランド

神戸ファッションプラザRinkにヤマダストアーが24年春に出店 商業棟の全面再開業に向けて始動 大栄環境が推進

2023年5月27日
こべるん ~変化していく神戸~
六甲アイランドの大型複合施設「ファッションプラザ神戸」の商業棟Rinkに来春、高級食品スーパーの「ヤマダストアー」が出店する事が判明 …
六甲アイランド

六甲アイランド・マリンパークの再整備計画 賑わい創出に向けて釣りゾーンや多目的広場を整備 5月には着工か

2024年3月19日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸市は六甲アイランドの活性化プランの一つとして、南端に位置し、大阪湾に面したマリンパークを再整備し、島内外から人を集めるリゾート集 …

POSTED COMMENT

  1. 摂津国人 より:

    六甲アイランドの活性化にコストコを誘致するのはいかがでしょうか。
    尼崎も舞多聞も距離があるので需要はあるでしょう。
    比較的広い土地が必要ですが、現在埋立中の六甲アイランド南地区なら誘致も可能であると考えます。

    • しん@こべるん より:

      コストコがファッションプラザに入るなら最高ですね。コストコが好まないとは思いますが。

  2. ABC より:

    コストコやアウトレットパーク等の誘致は市でも有識者と検討していましたが、郊外でかつ車でアクセスが容易な場所じゃないと難しく、六甲アイランドは都市圏に逆に近すぎるため立地条件は合わないようです。
    六甲アイランドまちの将来の姿か何かの検討資料でそのあたり議論されている資料があった記憶があります
    (以前はインターネットで出てきたのですが…見つけられませんでした)

    • しん@こべるん より:

      イケアはポーアイには進出しましたが、コストコは難しいのですかね。大阪湾岸道路の西伸が近づけば、六アイの環境も変わってくるかもしれません。

  3. sirokuma より:

    六アイには、ユニークな外観と三宮・元町には無い大規模なフロアを持つビルが2棟鎮座しています。そして2棟共に巨大なアトリウムを備えています。昔の事で現在はわかりませんが、その賃料は1日100万前後と聞いたことがありますがその巨大な空間を維持する為にはそれ位の賃料は必要かなとも思います。
    一つは神戸市の外郭が運営し、こちらは神戸市と民間がフロアを所有し運営されているようですね。
    サン広場の所有者が神戸市ならここを賑わい拠点として整備し恒久的に利用すると収入が途絶えてしまうのですが不足額のいか程が、税金から補填されるのでしょうか?
    現在、コロナのワクチン接種会場は9階に設置されているようですがこれは神戸市の所有なのでしょうか?第三者の所有なら、サン広場やその他の神戸市施設が利用できたと思いますが何故そうしないのか?
    再整備するのは良いのですが、市有財産全体の管理状況・収支を公表し、もし赤字状態が続き税金での補填が多大であれば、損切りを含めた抜本的な解決策(再建策)を考慮すべきだと思います。

    • しん@こべるん より:

      サン広場を含めてファッションプラザの一部は市所有かと思います。広場をイベント等に貸し出す賃料が途絶える可能性は確かにありますが、その頻度や現状を考えると、人が集まる場所への転換は考えられる事かと思います。また今度のリニューアルからの現状復帰はそんなに沢山の投資や工事は不要かと思われます。ただプラザとマートの施設の大きさが重荷になっている事は確かですね。

  4. 匿名 より:

    六アイについて他の記事にコメントさせていただいたのですが、既に投稿されていることを存じ上げませんでした(すみません汗)。
    私にとってもファッションプラザの活性化は長らくの願いであり、コロナで誘致に苦労しているらしいですが早期のテコ入れが望まれます。アクセスも、ライナーの運賃が高いこととICカードが使えるバス路線がないというのが非常に痛いです。。六アイに阪神バスが乗り入れてくれたら助かります。。(泣)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です