旧居留地

旧居留地・明石町筋の新たな変貌が始まる 新テナントのオープンも!?


明石町筋と仲町通交差点西角に立つ旧居留地38番館のリニューアル工事が本格的に開始されました。内装を中心とした改修と思っていましたが、外装も改修を行うようです。



建物全体が仮囲いと足場に覆われました。外装については基本的に手を入れる訳ではなく、シールの打ち直しや外壁のクリーニング等、修繕を目的とした工事かと思われます。



大丸本館、西館との間の通路は供用が継続されています。



内装については大規模な工事が進められている模様です。耐震化も工程に含まれているのでしょうか。単なる内装改修には留まらない工期の長さです。

旧居留地内や市内に存在する近代建築は一部で存亡の危機に晒されていますが、この旧居留地38番館程に安泰な建物はないのではないかと思います。



仲町通を挟んで南側向かいのBLOCK31・TESTA神戸旧居留地。昨年にBEAMS HOUSEが移転による退店して以来、1-2階が空きテナントとなっていましたが、内部で工事がスタートしました。次はどんなブランドがオープンするのでしょうか。



同じく明石町筋南側にある新明海ビルの1階はYogiboが退店しましたが、こちらも何らかの内装改修が開始されている模様です。



そして最後に通りの南端にある商船三井ビル。テナントビルとしての役目を一旦終えて閉館を予定していますが、なんとか取り壊しは免れたようです。ただ外壁のいたみは酷く、内部の老朽化も進んでいる事でしょう。大規模修繕にかなりの投資が必要になる事は間違いありません。希望としてはホテルとしての再出発ですが、神戸市の前代的消防条例が立ちはだかります。



明石町筋は仲町通と並ぶ旧居留地のメインストリートです。人通りもエリア内ではナンバー1。リニューアルや新テナント出店等、今後の変化からも目が離せない存在です。

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  1. a より:

    旧居留地には旧居留地らしい重厚な石造りの凝ったデザインの建物を建ててほしいです。もしお金が足りないなら、クラウドファンディングかなんかで寄付を集めれば、それなりのお金は集まるのでは?
     ありふれた建物を建ててしまったら、神戸がありふれた街になってしまう!!

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