神戸市は六甲アイランドの活性化プランの一つとして、南端に位置し、大阪湾に面したマリンパークを再整備し、島内外から人を集めるリゾート集客ゾーンとしての機能を高める計画を策定しています。
市が先月行った説明会に出席された読者のオカピさんから資料を共有して頂きました。
現在、再整備が計画されているのは、マリンパークの東側エリアです。新設された南北のエントランスアプローチから東方向へ向かって340mに渡るエリアを対象として、エントランス、釣りゾーン、多目的広場として、リニューアルを図る計画です。
アプローチの正面に位置するエントランスゾーン。芝生広場や天然芝を張った階段ベンチ、パーゴラのある縁台等の整備が構想されています。
海に面しては釣りゾーンが整備されます。神戸市はこれまで港湾エリアや海沿い公園での釣りは原則的に禁止としてきました。唯一、神戸空港島のベランダのみが公式に釣りを公認しています。マリンパークでも釣りが可能になるよう、既に社会実験も実施しており、再整備によって恒久化されます。また釣りゾーンと多目的広場との間には、土地の嵩上げによって海面から最大1.6mの高低差が生まれる事により、高潮等から広場を守る安全性が確保されます。
他にも園内の付帯設備を充実させ、昼夜問わず、快適に過ごせる空間が整備される事になるようです。
まず再整備が進められる東側エリアに加えて西側エリアには親水空間の整備も検討されており、海水を引き込むのがどうかも議論されているようです。
カフェとして活用されている既存の円筒形の建物も西側の棟についてはトイレとして改修・活用される模様です。
マリンパークに面して北側には神戸国際大学のキャンパスが広がっています。このキャンパスはかつてこの地にあった幻のレジャー施設「AOIA」の敷地西側を開発し、誕生したものです。
マリンパークの中央部に連絡するアプローチが新設されましたが、車道についてはまだ供用の開始に至っていません。マリンパークの再整備完了と同時に利用を想定しているのでしょうか。
歩道についてのみ供用が行われています。
東側のマリンパークに沿った北側部分については既に敷地面積1ヘクタールの広さを活用して、BBQ施設、グランピング施設、レストランを整備する計画がありましたが、煙害がネックになってストップが掛かっているようですが、年内の着工を目指している模様です。マリンパークの再整備は早ければ、5月にも着手する予定です。かなり具体的に整備が進行する予定ですが、グランピング・BBQ施設と組み合わせる事で賑わい度合いの高い人気レジャースポットに転換する事も可能かと思われます。
また更に北側のAOIA跡地の活用についても民間事業者に向けてサウンディング型市場調査が実施されており、マリンパークと一体的に再びマリンシティリゾート開発の手法を模索し、六甲アイランド活性化に向けた起爆剤として期待されています。まずはマリンパークの再整備からスタートします。マリンパークが成功した暁には、ポーアイしおさい公園でも同様の活性化策を適用すべきかと思います。
六甲アイランド・マリンパークの再整備計画 賑わい創出に向けて釣りゾーンや多目的広場を整備 5月には着工か
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いつも有難うございます。六アイは個人的に将来の戦略が見えておらず、気になっていたエリアなので、リポート助かります。円筒形の建物は、KOBE LIFE(Youtubeで視聴可能)でも放送されたin tha door brewing(クラフトビールのお店)ですね。このお店が六アイで孤軍奮闘している印象なので、同エリアの整備は良い援軍になりそうですね。
湾岸道路は、何とか六甲アイランド東地区の終端の工事にたどり着いた感じでしょうか。六アイ南ももっと動きがあれば嬉しいです。
AOIA跡のでっかい空地がどうなるかとても興味深く、一番の楽しみでもあります。
アウトレット等の大型商業施設なのか、スタジアムなのか、それとも…?
今後の続報が気になって仕方ありません。