三宮再整備

三宮歩道橋にエスカレーターを設置 デッキ利便性の向上と利用の促進へ


神戸市は来年度の予算案にて三宮東・小野柄歩道橋及び三宮中央歩道橋に上りエスカレーターを設置する為の設計費用を盛り込みました。


三宮東歩道橋はまずミント神戸-日本生命三宮ビル前間が整備され、その後更に東西方向にも延伸されました。


既にバリアフリー設計としてエレベーターの設置は完了済ですが、エスカレーターの設置により利便性とデッキ上への回遊動線の向上を図り、利用を促進します。


日本生命ビル前のエレベーターは個人的にも伊丹や関空からリムジンバスを使って帰神した際によく重宝しています。裏側の階段にエスカレーターが付くのであれば、更に使い勝手が良くなります。


三宮中央歩道橋は交通センタービルとマルイを結んでいます。こちらもマルイ側にエレベーターはあるものの、階段のみでエスカレーターはない為か歩行者の利用は真下の横断歩道に集中しています。エスカレーターがあれば長い信号を待つ事を嫌う人々への利用促進にもなるはずです。


現状、このデッキで唯一のエスカレーターがミント神戸前に整備済です。個人的に屋外のエスカレーターは多少の違和感がありますが、しっかりと防水・排水加工がなされているのでしょうね。


最初に三宮中央歩道橋と言われると、真っ先に思い浮かぶ歩道橋は三宮ターミナルビルとそごうを結ぶこのデッキかと思います。三宮駅前では最も古参の歩道橋です。


この歩道橋は少しくたびれた感がある他、歩行中の揺れも気になるので、できればリニューアル改修を施すべきかと思われますが、JRの新駅ビルの建設と共に架け替えられる可能性があります。


現在の三宮駅前の中央幹線の様子です。2025年までに完成するフェーズ1の段階で、現在の最大10車線から4車線減の6車線となる計画です。来年度、この車線減による影響を検証する社会実験が実施される予定です。


再整備の整備設計が行われる駅前広場。広場の南西側が駅ビルの建設地に充当される事から、ロータリーを現在の駅に対して水平の配置から垂直へと構造を変更します。これは新駅ビルの建設が始まるまでに整備の完了が必要となる為、かなり近い将来に着工するものと思われます。本丸の駅ビルの概要不在のままですが、外堀から埋められていきます。

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  1. S.Y. Kobe より:

    JR三ノ宮駅建替えに伴う内装解体工事も既にスタートし、準備工事・代替工事・周辺施設工事も順次着手されていますが、新駅ビル本体の完成形が未だに概要すら発表されない異様な事態となっています。

    原因については想像の域を出ませんが
    ①神戸市の公共空間やポートライナー駅舎に係る要望や建築物の形態規制に係る調整事項及び審査手続に手間取って最終形の発表に至らないのか
    (神戸市が足かせになっているのか)
    ②JR西日本の新駅ビル計画が神戸の中心駅三ノ宮に対しあまり投資意欲のない貧弱な内容であった為、内容の充実や規模の拡大を促しているのか
    (神戸市が前向きに頑張っているのか)

    などが考えられますが、いかがでしょうか。
    神戸市民の閉塞感を吹き飛ばすような素晴らしい内容のものを期待していますが心配でもあります。

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