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神戸ルミナリエ代替イベント「カッサアルモニカ/音楽の宝箱」が始まる 18日まで連夜のコンサートを開催



コロナ禍で3年連続中止となってしまった神戸の冬の風物詩「神戸ルミナリエ」。今年も代替となるイベントが東遊園地南側を中心とした開催が9日から開始されています。



代替イベントは「カッサアルモニカ/音楽の宝箱」。ルミナリエの通常開催時にも毎年、募金箱と鐘を備えて設置されている円型ドーム状の光の聖堂「カッサ・アルモニカ」を活用し、これを音楽ステージとしたコンサートを企画。第10回神戸ルミナリエ開催時にイタリア側より寄贈された「カッサ・アルモニカ」はイタリア語で「音楽の家」を意味しおり、本来の役割を果たす形で活用されます。



初日の9日から毎夜、様々なアーティストによるコンサートが開かれます。取材時の10日土曜日には「The Drum Room KOBE™ スペシャルバンド(スズキトモヒサ)」による演奏が行われていました。



カッサ・アルモニカの周りにも例年神戸ルミナリエ作品として旧居留地の仲町通を華やかに彩るアーチ型作品「ガレリア」の最終地点に設置されている装飾「ロソーネ(イタリア語で「バラ窓」)を複数配置。



ロソーネは東遊園地の他、三井住友銀行神戸本部前、神戸朝日ビル、南京町など都心エリアの様々な場所にも設置されています。



The Drum Room KOBEは打楽器奏者スズキトモヒサが運営する、音楽レッスン・制作専用スタジオ。その The DrumRoom KOBE が主催するイベントでお馴染みの演奏家が集まったスペシャルバンドが様々楽曲を演奏していました。



この夜は割と暖かい気候で、冬の夜の野外コンサートとしては非常に良好な環境でした。



カッサ・アルモニカの上部装飾。非常に凝った造りです。



驚いたのはこの代替イベントに想像以上の人々が詰めかけていた事です。こども本の森 神戸は照明を消し、カッサ・アルモニカの光を邪魔しないようにしていました。多くの人々が音楽演奏に聞き惚れ、暖かい冬の夜のイベントを楽しんでいました。



やはりルミナリエの開催を望む人々の想いの強さが今回の代替イベントへの来場者の多さに表れていたと言えるでしょう。街中にも多くの人が溢れており、コロナ禍を脱却している訳ではありませんが、ようやく冬のイベント時の賑わいが戻ってきた感がありました。



イベントのプログラムを掲示したスペシャル案内板のデザインが非常に優れていました。



昼間の様子です。イベント開催期間の18日までに出演するアーティストや合唱団を紹介しています。



これまで以上に園地南側がフィーチャーされるとあって、敷地内にあるフレンチレストラン「VILLA BLANCHE」も気合を入れてライトアップし、お客の呼び込みに熱を入れていました。



「1.17希望の灯り」周りには希望のアーチが展示されています。この装飾もイタリアより2020年に寄贈されたものです。



ルミナリエ代替イベントに合わせて、神戸市役所本庁舎1号館の頂部ライトアップは赤色になっています。

来年には4年ぶりの神戸ルミナリエの再開を望みますが、以前より議論のある開催場所については、東遊園地を必ずしも会場にする必要はないと思います。今からその議論を開始すべきではないでしょうか。



フラワーロードを中心として、上部に照明演出を行う高層ビルが通りを挟むように立ち並びます。

カッサアルモニカ/音楽の宝箱」は18日までの開催です。

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