三宮では「1,000mの光の回廊〜KOBE LIGHT Message〜」が開催され、夜の駅周辺を華やかに飾っていますが、元町でも美しいイルミネーションイベントが開催されています。
「旧居留地イルミネーション」は、大丸前の明石町筋の並木を4万個の電球で飾るイルミネーションイベントです。
10万個の三宮よりは電球数は少ないですが、電飾を投じるエリアは大丸前のみに限定されているので、その分、電球の密度が高く、美しさが際立ちます。
また欅の木の電球と紅葉も相まって、イルミネーションと柔らかな光による紅葉のライトアップという複合的な華やかさがあります。
加えて周囲の建物のライトアップや店舗から漏れる光によって、演出感の高い風景が生み出されています。イルミネーションが無くても元来、美しい通りですので、イルミによって雰囲気が増幅されています。
非常にフォトジェニックな通りです。イルミネーションが付いた事で、大丸のピロティの柱と並木が対称となってバランスが整いました。
冬季期間はずっと点灯していて欲しい位ですね。
目の前のイルミネーションを眺めながら、テラス席でのカフェ時間を楽しむというのも非常に趣があります。
ハイストリートとイルミネーションも相性が良いようです。
旧居留地の持つ完成度を将来的に三宮の駅周辺に展開したいというのが神戸市の意向かと思います。時間は掛かりますが、少しずつ整備していくべきかと思います。この通りの美しさを神戸阪急の東側の葺合南54号線にも適用できると素晴らしいです。建て替えられた阪急の1階も大丸のようにピロティを設けて、カフェテラスとし、美しい欅並木にして欲しいと思います。
旧居留地38番館周りまで下ってくると、更にシックで落ち着いた雰囲気の高まりが増してきます。
通りを挟んで向かいのルイ・ヴィトンは少し派手ですが、これも対照的で面白い景観です。
またこの通りの面白い所は、北側の先にセントモーガンチャーチが立地している事です。これは狙ってこうなったのか、それとも奇跡の成せる業なのか。
イルミネーションの並木とセントモーガンチャーチの組み合わせが、非常に完成された夜景を生み出しています。
BLOCK30の上部にもイルミネーションが枝垂れのように下がっています。
やはり夜の旧居留地は格別の美しさを誇りますが、これにイルミネーションが加わった事で、日本離れした街並みが素直に素晴らしいです。しかしこの美しい街並みは訪日観光客室ウケはしないのが難しいところです。
神戸の都心部はテーマパークに例えられる程、多様性があります。北野、旧居留地、南京町、ウォーターフロント、そして雑多な三宮北も訪日客から見れば、混沌としたアジア感を味わえると言えるでしょう。このテーマパーク性をもっとアピールする方法や各エリアの魅力向上と洗練性の向上、完成度を高める事で国内外からの訪問客を増やしていきたいところです。
旧居留地イルミネーション 4万個のLED電球による華麗な並木は息を呑む美しさ
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ピアザやモトコーの残りの区画も、安っぽく綺麗に仕上げるだけではなく、エキゾみたく趣向を凝らした近未来っぽさあるごった煮感を残した仕上げにして欲しいものですね。神戸は三宮元町エリアだけですらいろんな顔があるのですから、欧米風の街並み一辺倒にならないよう、うまくそれぞれの良さを引き出して欲しいです。
セントモーガンチャーチの通りは、居留地の奇跡とも言える景観になっていますよね。
この通りの受け皿を南側の港湾部あたりに設けられれば、それこそ第一突堤につながる
大きなムーブメントになりそうなんですが
行政に期待してもどうしようもないですからね。
こべるんさんから広く周知してもらってここからの展開があれば、嬉しいのですが