ポートアイランドII期

ポーアイII地区でコスモビューティー神戸工場新工場の建設が進む 神戸を化粧品メーカー・販売企業の集積するコスメ都市に成長させるべき


ポートアイランドII期地区で大型施設の建設工事が進行しています。神戸空港大橋のすぐ南側に立地しており、大規模な鉄骨建方が行われています。



神戸空港島からも目立って確認できる程の大規模な鉄骨工事が展開されています。



建設されている建物はコスモビューティー神戸工場の新工場です。コスモビューティー社は既存工場の南側の土地を追加で取得し、既存施設よりも遥かに大きな工場を建設しています。



コスモビューティーは大手化粧品受託製造メーカーです。グループの売上高は523億円で1200名の従業員を抱え、埼玉、大阪、神戸や海外にも複数の製造拠点を展開しています。



2022年に稼働した神戸工場は敷地内に研究所も備わりますが、そこから僅か3年で更のる投資を神戸で進めています。

新工場の規模は地上6階 延床面積約2.1万平方メートルで、投資額は100億円。250名が勤務する化粧品生産工場となる予定です。雇用の創出も期待されます。



大規模な鉄骨建方が進行している南側に隣接するのは、これまた神戸での事業を拡大し、本社機能の一部を三宮に構えた神姫バスの神戸工場。



シティループやポートループの整備もこの事業所内で行なっています。



コスモビューティー神戸工場の北側には神戸天然物化学の本社・研究所が立地。有機合成化学技術を土台として医薬分野・機能性材料分野の受託開発を行う急成長企業です。

これらの企業は神戸で新施設を建設し、攻めの投資を行う事で、企業規模もビジネスの拡大を図っています。

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ポートアイランドには、コスモビューティーの他、ナンバースリー、ノエビア、シャルレ、カナエ、幸愛化学、神戸香料等、化粧品関連企業も多く集積しており、三宮にもP&Gやアジュバンコスメが立地し、神戸は化粧品産業も盛んであると言えます。神戸市も今後、更にポートアイランドに化粧品メーカーの本社と工場をセットで誘致したり、製造をポーアイのOEM企業に委託する化粧品会社を三宮へ集積させるセールスを展開し、神戸をコスメ都市にしていくべきかと思います。

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POSTED COMMENT

  1. EYESTAR より:

    神戸空港への新たなアクセス鉄道敷設を考えた場合、
    ポートアイランド2期エリアにこうした企業や研究機関が
    順調に集積し、更なる通勤需要が顕著となる事で、
    少しは実現性が増す節もあるかと思います。
    現状、神戸空港と同程度の利用者数を誇る熊本空港への
    アクセス鉄道が、沿線に半導体工場を誘致することで
    実現への道筋がついた実例なども加味すると、
    同構想も結局は直接的な需要創出こそが鍵を握りそうです。

    勿論神戸市の経済活性化や雇用創出の観点から申し上げても、
    とても喜ばしいことなので、医療産業都市構想同様に
    特定業種の一大ビジネス群を形成する取り組みを
    推し進めるのも良いでしょうね。

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