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イオンモール神戸南開業後初のリニューアルオープン第一弾!無印良品の出店を中核に賑わい増を目指す



早いものでイオンモール神戸南の開業年であった2017年より既に8年が経過しました。2012年に旧神戸中央卸売市場跡地に同モールの進出が計画されたものの、その後、着工までに4年を要しました。そもそも至近距離にあるハーバーランドに同じくイオンモールが運営するumieがある為、商圏の被る同一エリアに2つもモールが存在し得るのかという懐疑論も根強く、開業時にはテナント誘致に苦戦してイオンスタイルのみを先行オープンする形になりました。



そのイオンモール神戸南が開業以来初の本格的なリニューアルオープンを開始しました。



そのリニューアルオープンの目玉となるのは1階中央にあった複数のアパレルテナント区画を集約した上で誘致した無印良品です。



出店攻勢を強めている無印良品ですが、ここ近年、長田区、西区、垂水区、北区に続々と新店をオープンさせていますが、兵庫区は対象ではありませんでした。出店するとすればのモールしかないとは思っていましたが、想定より早く出店が実現しました。



日用品、服飾、雑貨、インテリア、食品までが揃うフル規格の店舗で、イオンモール神戸南の集客力の向上に大きく貢献する店舗となるでしょう。



イオンモール神戸南は、前述のようにumieと商圏が被る為、主だったテナントはumieに出店し、イオンモール神戸南への重複出店を避けました。無印良品の出店はこれを覆すキッカケになる可能性があります。



ABC-MARTも今回のリニューアルオープンによって店舗面積を拡大しました。



こちらもumieと重複しますが、新長田でも無印良品、ABC-MARTの2テナントが東急プラザ内に出店しており、各エリアの拠点商業施設での営業する多店舗展開が戦略になっているようです。ファーストリテイリングやニトリもイオンモール神戸南にテナントを出すと、集客性は更に高まるでしょう。



既存のロッテリアはゼッテリアに衣替えしました。絶品バーガー目当ての行列ができていました。



前述のテナントオープンはあくまでもリニューアルの第一弾として位置付けられ、これから更に新たなリニューアルオープンが続きます。1階レストラン街のイタリアン跡区画にはイオンの自転車専門店であるイオンバイクが4月18日にオープン予定です。



更に3階の「みんなの学び場」も2階に移転する為、本日から閉鎖されます。移転後に空いたこの区画にも新たなテナントが誘致される予定です。



今後も夏に掛けて、既存の大型テナントの移転リニューアルを図っていく模様です。



イオンモール神戸南は開店以来、常に空きテナントを埋める事に苦慮してきました。地域密着型のモールとしての役割は定着しつつも、umieとの重複・競合と昨今のリアル店舗の減少の二重苦が壁となり、退店が相次ぎ、空き区画はそのまま長期に渡って空いたままになる傾向があります。



小規模の多テナントよりも空区画を集約して、大型テナントを増やしていく戦略が今後の同モールが他商業施設との競合で生き残っていく方法と言えそうです。



umieも同様ですが、イオンモールのリニューアルは改装予定の全ての施設を一度にオープンさせるのではなく、徐々に一定期間を掛けて、オープンさせる事でリニューアルによる話題性と集客性の維持を図っています。今回のリニューアルは今春から夏にかけて順次、進められていく予定です。

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